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看護師キャリアに大切なナナメのつながり


2022年11月から、ふらっとなかめというキャリアのサードプレイスを3回開催してきました。

ふらっとなかめ

”ふらっとなかめ”とは、ふらっと立ち寄ることができ、ふらっとにキャリアの交流ができる場です。

中目黒の細い路地裏の奥にある空間で、特にテーマは決めずその時、集まった参加者でキャリアについていろいろな対話をしています。
3回の開催を通じて、企業で働く看護師 or 働きたい看護師の方を中心に約20名の方に参加していただきました。

ふらっとなかめを通じて感じた看護職のキャリア支援における可能性を、キャリアコンサルタントとして、忘れないうちにまとめたいと思います。

結論としては
キャリアの選択肢を広げ、自己理解を深めるためにナナメのつながりが大切で、ふらっとなかめはそれを実現することができる素敵な空間いうことです!

ナナメのつながりとは、自分とは年代が違い、働く業界や業種も異なる方とのつながりを指します。(私が勝手にそう呼んでいるだけです)なぜナナメのつながりが大切なのかをタテのつながり、ヨコのつながりを順に説明しながら解説していきます。

タテのつながり

タテのつながりとは、同じ職場にいる上司(先輩)・部下(後輩)とのつながりを指します。(これも勝手にそうしています。)日々一緒に働いている方たちなので、特に自ら行動しなくてもつながりはできます。職場に尊敬できる先輩がいるという人は、タテのつながりからも良いインプットが得られていると思いますが、キャリアの選択肢を広げるという意味ではタテのつながりだけでは難しいと思っています。

ヨコのつながり

ヨコのつながりは同級生や転職をした元同僚を指します。(またまた勝手にそうしてます。)一般企業で働く方であれば、学生時代の友人がいろいろな業界に就職しているので、同窓会で集まったりすれば、いろいろなキャリアの話を聞くことができると思います。
しかし、看護師の場合は学生時代のつながりも医療業界が多く、転職をした先も医療業界ということが多いので、ヨコのつながりでキャリアの選択肢が広がったり、自己理解が深まるということはあまり多くはないのかなと感じています。

そこで大切になるのがナナメのつながりです。

ナナメのつながり

ナナメのつながりは、年代も業界・業種も違う方とのつながりです。普通に生活していてもなかなか対話をする機会がないと思うので、このつながりをつくるためには自ら行動することが求められます。この一歩は勇気がいると思うのですが、その一歩を踏み出すことで知らない世界の一時情報に触れ、新しい気づきを得ることで、キャリアの選択肢が広がり、自己理解を深めることができるんだと思います。

さらに、もう少し掘り下げていくとナナメのつながりでも、自分が興味のある業界ではなく、あまり興味がなかったり、知らない業界・業種の方との対話をすることで、選択肢の幅はより広がり、自分のやりたいこと、やりたくないことの解像度も上げてくれるんだと思います。
そして、結果的に自己理解もさらに深まり、自身のキャリアの軸が出来上がっていくと思います。

このナナメのつながりを生み出せるのがふらっとなかめだ!ということを2023年1月17日に開催した第3回ふらっとなかめで実感することが出来ました。

今後も定期開催をしていく予定です。その時、偶発的に集まった参加者のみなさんとの対話から生まれる様々なキャリアの化学反応を楽しみたいという方はふらっとなかめに是非、遊びにきてください。

最後まで読んでいただきありがとうございます。 少しでも何かを感じてもらえたら嬉しいです^_^