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ホルンパートより「あと4日」

北海道もやっと初夏の気候となり、上着の要らない季節となりました。

こんにちは、ホルンパートです。
演奏会まで残り僅かとなりました。もう本番なのか、という気持ちが正直強いですが、少しでも良いものにしようとパート員それぞれが頑張っています。

それでは、各曲のトップに紹介文を書いていただきました。ご一読ください。


ドヴォルザーク/謝肉祭

復活祭を迎える前の40日間の断食の直前に、飲めや歌えのどんちゃん騒ぎをするのが、謝肉祭です。
ドヴォルザーク作曲の「序曲『謝肉祭』」も、お祭り騒ぎを彷彿とさせるような活気ある主題から始まり、本演奏会を華々しくスタートさせます。
ホルン吹きとしては、無駄に高い、疲れる、美味しいメロディーが少ない、再現部から終わりまで休みがないなど、あまりコスパは良くありません、、。ですが、この曲の華々しさに厚みをもたせ、のびやかな音や金属的な鋭い音によって曲を彩っているので、お聴き逃しなくお楽しみください!


去年のクリスマスコンサートにて

川越守 / 管弦楽のための舞曲第5番「豊平川鮭遡上に寄せて」

この曲は豊平川への鮭の遡上が復活した際に書かれた曲です。ホルンはこの曲では主に刻みを担当していますが、そのエネルギッシュな刻みや時折見せる16分音符の旋律はまるで鮭の遡上を見ているかのようです。遡上する鮭の気持ちになってお聴きください。

ブラームス / ハイドンの主題による変奏曲

この曲は、テーマ(主題)と9つの変奏で構成されています。ホルンは、オーボエやクラリネットなどの木管と一緒にメロディや対旋律を担当しています。他パートとの旋律の受け渡しも多く、アンサンブルが非常に大変ですが、それがこの曲の魅力でもあります。
金管楽器としてのキラキラした音とは少し違った、木管楽器のような深みのある繊細なホルンの音色にも注目してお聴きください!

ブルックナー / 交響曲第4番

ブル4と言えば、まず初めに冒頭のホルンソロが思い浮かぶことでしょう。弦楽器のトレモロは木々の葉がこすれる音を表し、少し遅れて遠くの山からホルンの柔らかな響きが聴こえてきます。冒頭だけでなく、ところどころにソロやパートで目立つ部分が多くあり、協奏部では華やかで煌びやかなホルンの音色が特徴的です。ホルン吹きとして、この曲を演奏できることを幸せに思い、ホルンをやっていてよかったと言えるようにみんなで力を合わせて頑張ります!

ホルンという楽器はオーケストラではソロ、対旋律、ハーモニーなど、様々な場面で引っ張りだこです。ソロひとつとっても、力強く勇敢なものから繊細なものまでたくさんの顔を持ち合わせています。今回のプログラムはそんなホルンの素敵なところを余すところなくお届けできるプログラムになっていると思います。皆様のご来場をお待ちしております。

春定本番まであと4日!

演奏会チケットは、チケットぴあにてご購入いただけます!↓↓↓
https://t.pia.jp/(Pコード:270-128)

また、当日16:15より、会場のカナモトホールにて当日券も販売いたします!
お時間ある方は是非お越しください!



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