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吐露

疑問

「なんでそうなるんだろう…。」
生きてきた中で何度も、何度も何度も考えてきた。
だけどこのことに対して、きっと僕ができることって、

何もないんだろうな。って話。

真意?

言われたら傷つくこと、腹が立つこと、モヤモヤすること。
絶対誰にでも少なからずある。
でも、きっと僕はそうなる事柄が多いんだと思う。
人よりも、「その言葉、本当はどう言う意味で言ってるの?」
と、言葉の裏に隠された真意が気になってたまらなくなる。
お笑いもだいすきなのに、時に冗談すら通じなくなってしまうつまらない奴だ。

まただ…

日常生活の一瞬、仕事中、趣味の時間。
僕の中では、個人のエゴなし。至極真っ当。
そんなつもりで意見を口にする。

ある日、友人との会話。

「それ冗談でも言わない方がいいと思うな。」

「あーぁ、怒っちゃった。」

書いている今も、その時の一瞬で淀む空気や、視界がグラっと揺れるような感覚が鮮明にフラッシュバックする。

「まただ…。」

頭の中に雲が立ち込め、軽い頭痛を合図に眉間に皺が寄る。

僕は、あくまで僕としては、傷つけられた側の立場から、
まず、誰であれなんであれ、不快な思いをさせてしまった相手に対して誠意ないしは気にかける様子を見せるべきだと思う思考回路だ。

だから疑問に思う。なぜ、

"腹を立てた方が悪"

のように扱われなければいけないのか、と。

諦め

この事象に対しての解決法、対処法は無いのだろう。
強いて挙げるなら、どんなに僕が傷ついても、誰かが気分を害するだろうとモヤモヤしても、言葉の真意が気になっても、"我慢"することなのではないだろうか。

「気に障ったならごめん。」

その一言があればきっとそれで十分なんだ。
でも、それを言ってほしいと他人と期待するのはお門違いも甚だしい。
そんなに大した人間な訳がないし、未来を変えられるのは自分だけだ。

だからなるべく笑うようにしている。
どれだけ腹に据えかねても、どうせ周りは変わらない。って考えて諦めて笑う。

以前よりも人間関係がスムーズになったような気がする。それはとてもいい事。
だから、これからもきっとそうするし、それが人間関係において大事だと言うことが身をもって分かった。

吐露

見ている世界の色が薄まったような感覚
鮮やかに見えていたものは白・黒・灰色に変わった
本当の顔の上にぎこちなく笑う不細工で壊れやすい仮面が押しつけられ
心は不気味なお札が無数に貼られた箱に閉じ込められ
喉元はやけに高機能な吸音材が敷き詰められて

ねじれた性格と繰り返された諦め

行き場を失った裸のままの感情
それももう見当たらない

僕ができることって、何もないんだろうな。


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