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#2「Back to the future」で身につける英語表現

previously on Back to the future:
【Where the hell is he?】
一体全体、彼はどこにいるんだ   
the hell[強調]

次のシーンは、マクフライ家の天敵であるMr.ストリックランドに遅刻がばれた時のシーンです。
Mr.ストリックランドによる皮肉満載のセリフが出てくる場面…

Strickland:ドク(と言ったか)? お前はまだエメットブラウンとつるんでるのか? マクフライ!
〜phrase〜
【Am I to understand〜? 】〜と理解すべきでしょうか
かたい響きがあり、文章で使うようなフレーズをあえて会話で使うパターンです。
ここでは、目上の先生がわざと丁寧な言葉づかいをすることで皮肉的なセリフになる。
【hang around with sb】誰かとつるむ
イメージとしては、hangが自動詞として[ぶら下がっている]という意味があるので、誰かの腕にぶら下がっているくらい繋がっていると考えよう!

Strickland: 遅刻届だ、パーカー。マクフライ、お前にもだ。確か、連続で4回目だな。
〜word〜
【tardy slip】遅刻届
【in a row】連続して

【                 】

Strickland: ブラウン博士は世間でいう危険なやつだ。やつは、正真正銘の狂人だ。やつとつるんでたら、お前は大変なことに巻き込まれるぞ。
(予言的中!笑)
〜word〜
【so-called】いわゆる、世間でいうところの
【nutcase】狂人

これは【nut】だけでも、スラングとして頭のおかしい人という意味になります。ただし、これは侮辱的な表現なので使うことはほとんどないと思います。
nutを形容詞化したnutsを使って…
【drive someone nuts】誰かのせいで、気が狂う
という表現があります。
ex) You've been listening to the same song for one hour. You're driving me nuts.
君は同じ曲を一時間も聴いているよ。(そのせいで)僕は気が狂いそうだ。
※全体的に、【nut】という言葉自体、良い意味ではないので使うときは気をつけよう!
【in big trouble】大変なことになる、困ったことになる

そして、今回特に注目したいのは、
【Let me give you a nickel's worth of free advice, young man.】

言いたいことはなんとなくわかると思います。
ただし、ある矛盾が生じているセリフなんです。
【nickel】とは、5セントのことを指します。1セントの次に小額なこともあり、ほとんど価値がないと思う人が多いようです。
そこで、その考え方からnickelがほんのちょっとの(価値しかない)という意味を持つようになります。
すると、5セント、無料のアドバイス? どういうこと? 明らかな矛盾です。その矛盾がいい皮肉の役割をもっているんです。
これらを踏まえて訳してみると…
▶︎ Let me give you a nickel's worth of free advice, young man.
→若造よ、ほんのちょっとだけ特別に(今回は金はいらねーから)教えてやるよ

正直、ここの訳し方は様々な訳が出るでしょう。
それも、言葉の面白さです!
第2回は終了です!
英語の深さが頭角を現してきたセリフでした
Until next time…

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