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名曲とは

先日、『ギタージャンボリー』というイベントを見てきました。

こちらは毎年両国国技館で開催されているイベント。
様々なミュージシャンがギター一本の弾き語りを二日間にかけて演奏してくださるのです。

サポートギターの方と一緒に演奏される方もいらっしゃいますが、どちらかというと自身の弾き語りをされる方の方が多いので、出演者はシンガーソングライターやバンドのギターボーカルの方が多い印象です。

若手ミュージシャンの方から、レジェンドと言われる方まで観れるので、かなり贅沢な、言ってしまえば豪華フェス。
しかもなかなか弾き語りで演奏されるものを見ることは出来ないのでは。

誰もが知っているアーティストであれば、いわゆる名曲というか代表曲というか、この人のこの曲が聴きたい!
のようなものはやはりあるもので。

そんな曲が演奏されると歓声というか感嘆の声というか、はたまた大きな拍手が起こっていました。


そんな光景を見ながら感じたことは
『この曲はその人それぞれの中で育てられてきたんだな』
ということ。

その曲を『一度聴いて終わり』ではなく、何度も聴いてその音色や歌詞に自分を重ねたり、励まされたり寄り添ってもらいながら、一緒に歩いてきたからこそその人の中で『名曲』に育ったんだなと。


また、ミュージシャン自身もその曲を『名曲』になるまで育ててきたんだなとも思います。

最初聞いた時は全然そんなことなかったんだけどライブで聴いてからブッ刺さってしまった、ということがあると思うんですが、それはミュージシャンがその曲を育ててきたからというのもあると思うんです。
もちろんその時の聴き手の状況とかもあるとは思うんですが。


初音ミクだってそう。
作り手や受取手がそれぞれに自分達の中で育ててきたからこそ今や日本を代表するキャラクターになったんだと思います。


絵であれ音楽であれ、多数の方に気に入ってもらえずとも、誰かの中で『名曲』、『名作』として育ててもらえるようなものを作りたいなと思うこの頃。
そのためには作品の中にしっかりとした芯が必要だと思います。
合わせて自分自身も『名曲』、『名作』としてその作品を育てていく必要がある。


『名作』として育てる方法はまだ思いつかないけれど模索しながら前に進んでいこうと思います。


無事に確定申告も終わったことですし!

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