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フィンランド旅行中に小児病院を受診した話(1)

フィンランドが好きで、家族旅行で何度もヘルシンキを訪れている我が家。5 回目にして初めて現地で病院のお世話になった顛末を、やっとこさ重い腰を上げてまとめました。(ほぼ 1 年越し...)いつかどなたかの参考になれば幸いです。

ことのはじまり 〜フィンランド旅行初日に発熱〜

2019 年 7 月下旬。家族(夫婦 + 3 人の娘)でヘルシンキ旅行へ行ってきました。子連れフィンランド慣れたもの。街の地理は頭に入っているし、なんと言っても今回ようやくベビーカーなしでのヘルシンキ!こどもたちも大きくなっているし楽しいことしかないわ〜 ♪ と思っていたのもつかの間...。到着の翌朝、起きると10 歳の長女が 39.2 ℃の高熱を出しました。

ひとまず手持ちの解熱剤を飲ませ、様子を見ます。薬が効いて長女が眠ったのを見計らい、夫に長女を任せて、私は次女三女とマーケットや公園に出かけました。1 時間後、帰って熱を計ると再度  39.0 ℃。「これは要受診...」10 年にわたって 3 人を育てていると、なんとなく母の勘が働くもので、受診が必要だと感じました。

ヘルシンキの小児科をさがそう

さて、病院に行くと決めたら今度はどこの病院へ行くか、決めなくてはなりません。私たちが今回泊まっていたのは中心部にほど近いアパートホテルで、夏の間オフィスは午前しか開いていませんでした。受診を決めたのが 14:00。ネットで病院を探します。

フィンランドニュースウォッチャーだったのが幸いして「確か、去年こども病院がリニューアルオープンしたというニュースを見たな...」と思い出し検索。そうそう、この記事です。

しかし病院名がわかりません。さらにフィンランド語の記事を見つけ、翻訳してみると... New Children's Hospital という名前らしいことがわかりました。

さらに Google で検索。病院のサイトがすぐに見つかりました。

ここは HUS (Helsinki University Hospital)、つまりヘルシンキ大学病院の付属の小児病院であり、救急窓口は 24 時間開いているようです。かなりちゃんと診てもらえそう。そうとわかれば出発です。

Uber でこども病院へ向かおう

病院が分かったので、さっそく向かうことにします。とはいえ娘は熱が高くトラムになんか到底乗れなさそう。移動には Uber を使うことにしました。フィンランドからは一時期 Uber が撤退していたのですが、幸い 2019 年の夏は復活しており、すぐに迎えにきてもらえました。(病人もいるのでちょっと高いハイヤーの方にしました)

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領収書はこんな感じ。3.5km で 15 ユーロです。東京とあまり変わらないですね。

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ヘルシンキの街は石畳で、車の運転もちょっぴり荒い方が多いのですが、娘に熱があることを伝えると優しく運転してくれました。あっというまに病院に到着。ありがたかったです。

ムーミンだらけのこども病院に到着したよ

ヘルシンキのこども病院(正式にはヘルシンキ大学病院の小児病院)はシベリウス公園の少し北側にあります。

別名「虹病院」とも呼ばれているらしいこの病院。この楽しそうなエントランスにとっても救われました。「病院は病気を治してもらえる楽しいところだよ」と建物が言っているような...。

不安だったので家族みんなで来たのですが、内装はムーミンだらけのこの病院。このあと下の子たちはまるで楽しいアミューズメントパークに来たかのように病院を楽しむのでした...!

(長くなったので続きます)




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