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まとめ:フィンランド旅行中の小児病院受診の費用など

2019 年の夏にフィンランド旅行をした際、娘が発熱し、ヘルシンキ市内の小児病院を受診しました。かかった費用や、あってよかったものをまとめます。

ヘルシンキ大学病院から請求書が届いた

日本帰国後、ポストにヘルシンキから封筒が届きました。

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(青い「PRIORITY」のシールは郵便局に置いてある国際郵便に貼るシールです。記事と関係ないけど、このデザインも好き。)

診察料は 175.9 ユーロでした。受診が 7/24、請求書が届いたのが 8/20ごろ。9/3 までにフィンランドの銀行に振り込んでくださいねと書いてあります。

20,000 円ちょっとですね。もちろん全額負担の金額です。もし 3 割負担だとすると 6,000 円くらい。検査もしたし、時間外だし、日本と大きくは変わらないのかな...という印象を受けました。

フィンランドの健康保険に入っていたら 18 歳までは医療費は無料とのこと。素晴らしいですよね。東京も 15 歳までですが医療費が無料。子供が生まれてこのかた本当に助かっています。

さて今回、小児病院受診にかかったお金は...

1. 病院代 175.9 ユーロ

内訳:診察、血液検査 2 種、溶連菌検査、時間外診療費

2. 薬代 10.7 ユーロ

ペニシリン  20 錠

3. 交通費 Uber 往復  28.55 ユーロ

行き 15.79 ユーロ+帰り 12.76 ユーロ

合計 215.15 ユーロ。この時のレートが 120 円くらいだったので、全部でかかったお金は 25,000 円くらいでしょうか。

あってよかったもの 1 :海外旅行保険

当たり前のことですが、子どもはいつ体調を崩すかわかりません。万が一の時に費用を気にせずに受診できるように、子連れの場合は旅行保険に入っておくと安心。病院代や薬代だけでなく、交通費もカバーされます。もちろん Uber も保障内です。タクシーなども同様です。領収書は取っておくべし!

今回はめちゃくちゃ高額な請求というわけではありませんでしたが、保険料は 1 週間の旅行で 2,000 円くらいですし、今後も必ず入ろうと思いました。

何より助かったのは、病院代の振込も保険会社が代行してくれた点。海外への送金ってちょっと面倒ですよね...。薬代も交通費もクレジットカード決済だったので、支払いが煩雑だったりという精神的負担がゼロだったのは助かりました。

あってよかったもの 2 :プリペイド SIM

ヘルシンキ中心部はだいたいフリーの Wifi が飛んでいるので、中心部で過ごす分には正直そんなに困らないのですが、今回は少しだけ中心から離れた病院に移動したりしたので、SIM 買っておいてよかったな〜と思いました。(購入場所や方法も、また別に記事にできたらと思います。)

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(7days 分で 7 ユーロって書いてありますが、実際はもっと安かった...)

フィンランドの小児医療についての雑感

今回、病院にお世話になってみて思ったのは本当にフィンランドの小児病院のすばらしさ。子どもは病院にあまりいいイメージを持っていないのが当たり前。でもこのファサードを見て、誰がここが病院だなんて思うでしょうか!

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日本、とくに東京は子供の医療には恵まれています。大きな病院もたくさんありますし、医療水準はとても高いと思います。

三人の子供を育てる中で、大学病院に入院したり、夜間にぜんそくで何度も国立病院にお世話になりました。大学病院で MRI 検査をしたこともありましたし、熱性痙攣で救急車を呼んだこともあります。お恥ずかしながら元日に骨折して救急外来のお世話になったことさえあります...。病院はどこも清潔で、小児科のお医者さんや看護師さんは、みなさん本当に親身になってくださる方ばかりでした。

でも、こんなに子供が楽しく過ごせる病院は初めて見ました。ここだったらうちの子も MRI で泣かなかったんじゃないかな、注射も点滴も嫌がらなかったかもしれない、レントゲンなんかだったら喜んで受けたかもなぁと思わざるを得ません。

もしもフィンランド旅行中にお子さまが体調を崩してしまい、受診を迷われてこの記事を読んでいる方がいらっしゃったら、安心して受診してみてください。

2019 年の夏、お世話になった全ての方に感謝します。とてもいい経験になりました。何度も行ったことのある街でしたが、これはこれでなかなか得がたい経験でした。

今は日本からフィンランドに渡ることもできませんが...。またいつかフィンランドにいける日が来ますように。




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