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モーニングスタイル

起床時刻5:30
こんなにはやく起きたのはいつぶりだろう。
空気のこの味も懐かしい。

出発時刻の30分前、私は朝御飯を食べはじめた。
食べ終わったのはほぼ出発時刻。
焦っているが、顔にはださない。
いかにもマイペースなようである。

あくまで走らず、早歩きで駅へ向かった。
朝御飯をたらふく食べすぎたお腹は苦しがっている。
「ごめん、もう少しだから。」

なんとか予定の電車に乗ることができた。
はぁ、よかった。つかれたな。今日のnoteなに書こうかな。今日はなにするのかな。久しぶりに聞いたなこの駅の名前、、、、、


、、、。
乗り過ごしてる。。。。
あくまで顔にはださない。
せっかく早起きして間に合ったのに…。
私は急いで反対側のホームへ向かった、
ちょうど電車がきている、よし。
私は電車内のモニターから目を離さなかった。
目を離せなかったに近いかもしれないが。

乗り換えも人混みを掻き分け、なんとか間に合った。
自分から漏れる息の荒さがうるさくないか気になったが、仕方ない。私も必死なのだ。
「ごめんなさい。。」

尿意が花を咲かせようとしている。
ここで降りたら絶対に間に合わない。
「大丈夫。幾度と同じような状況に直面し、漏らしたことなど遠い記憶にしかないじゃないか。」

私は勝手に開きそうになる蛇口を両手でおさえる。
力の戦いのようで、力はいらない。
むしろ力をいれたら負ける。
あくまで平静に。
ゴングがなるのはたぶん10分後。
降車駅まであと5分くらい。いける、いけるぞ!!
蛇口が私の意図する瞬間に開くとき、それは私の努力が実るときである。


音姫が私の耳を突き抜けていった。




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