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土用の消化器養生のこと

さてさて、夏土用もそろそろ折り返し。ファーストインパクトの学級閉鎖も解除になり、まあまあの日常。

土用保険の入浴剤と、とっておきのコーヒーは開封済み。サーティワンは、まだ冷凍庫。「そろそろ食べてもいいかな〜?」という誘惑に駆られています。

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さて、今日は土用中の健康管理について。たまには、美容系職人に戻ってみます。サロンでは、東洋系美容の施術もします。

季節の変わり目である土用は、「土」の季節。

万物を構築する五つの要素である五行(木火土金水)に季節を当てはめると、四季と年4回の土用に分けられます。土用はすべて土。

人間の臓器も五行に当てはめることができ、土の臓腑は、脾(膵臓の説と脾臓の説があります。私は膵臓と学びました)と胃になります。つまり、土の季節である土用には、胃と脾に代表される消化器官をいたわり整えましょう、ということになるのです。

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「消化器をいたわる」=消化器養生。

食の話題だと、この「きくこよみ」も面白いです。

食が豊かな現代人の私たちは、「食べる」ことで日々消化器に負担をかけているので、たまには休暇をあげましょう。

食べる量を少し減らし、旬のものを選び、消化の良いものをよく噛む……という、ごくごく当たり前のことが、消化器をいたわることになります。

これが日常的に出来ていれば、「土用だから」と消化器養生を意識しなくてもいいのですが、世の中には美味しいものがたくさんあるので、なかなか難しい。食べすぎるなんて、よくある失敗。

ということで、土用以外は適度に自由にし、土用という機会には少し胃腸をいたわってみてはいかがでしょうか?

……というのが、西企画の「土用デトックス」の中の「消化器養生」の提案です。

西企画式では、「ハードなことなんてしなくていい。一食でも気を使えたら、それで消化器養生」と言っていますので、お気軽に❤️ ハードルは下げていきましょう。

Jr.先生の土用の食養生は、美容系職人の私の目から見ても、かなり頑張っている食生活プランですが、あのレベルまで頑張らなくても、出来る範囲で大丈夫。

特に夏土用は体力も消耗していますから、ハードなダイエットには不向き。むしろ、身体を冷やさない工夫の方が大切です。

消化器養生は、消化器を休ませることが目的であり、痩せることではないので気楽にいきましょう。

私は土用の消化器養生に何をしているかというと、14時間断食。本来は1日のうちで、16時間の「食べない時間」を設定しますが、「女性は12時間〜14時間でもいい」という説を聞き、自分の生活サイクルに一番合っている14時間にしています。

糖質制限も試してみましたが、ダンナはご飯なしなど考えられない人だし、成長期の子供に糖質制限はしたくない。さらに、自分だけ糖質制限食にするのが、けっこう面倒で苦痛でした。家族のご飯を作って、自分のための別メニューも用意するのは、私にはストレス。

そこで、去年の夏に16時間断食をためしてみたところ、メニューに悩むよりも、一食を潔く抜く方が断然楽だったので、土用の消化器養生は16時間断食になりました。(今は14時間に落ちつきました)

「食べない時間」以外であれば食べ物に制限はないので、子供とおやつを食べたりもしますし、気楽です。

欲を言えば、就寝中に消化器を休ませられると理想的なので、夕食を抜くのが一番いいのですが、家族全員で食卓につけるのが夕食だけなので、そちらを優先しています。

単純に、「固形物を体内に入れない時間を16時間作る」というのが、この断食のルールで、水やお茶などの水分はOK。

私は、常温の蒸留水をたっぷり飲むことにしています。普段は、コーヒーやお茶が多いですが、土用だけは蒸留水を切らさないように心がけて、とにかく意識して一日中水を飲んでいます。

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そろそろ皆さまも、夏の胃腸疲れが始まる頃合いかと思います。一日でも一食でも、出来る範囲で胃腸を休ませてくださいね。

【2021年7月 土用の消化器養生のこと】に加筆。


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