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世界一簡単?!Slack カスタム絵文字の移行方法〜

はじめに

今回は、Slackのワークスペースを新規に作成した場合やワークスペースの統合時に、カスタム絵文字(emoji)を簡単に移行(一括エクスポート&インポート)する手順を公開いたします。

巷にある手順だとダメなん?

Google先生で「slack 絵文字 移行」などと調べると、qiitaとかブログでこんな感じの情報が出てきます

・APIトークンを使用する
・Node.jsを使用する
・Chrome拡張を使用する

大抵は上記を組み合わせてカスタム絵文字(emoji)を移行(一括エクスポート&インポート)しています。

もちろんこれらの情報も非常に有用ですし、コードが書けるコーポレートエンジニア・情シスの方も多いと思うので、コピペして実装してもそんなに時間はかからないんじゃないかなと思います。
それでも、Node.jsなどのインストールでエラーが出る場合もありますし、事前に環境構築をしておかないといけない、環境構築に関する知識も必要だったりして、若干面倒くさいなと感じます…

世界一簡単な移行手順とは?

じゃあ一体どうしたら簡単に移行できるのか。
それは、上記でも書いた「Chrome拡張」を2つ利用するだけの方法です。

Chrome拡張(1) : Slack Custom Emoji Manager

こちらは絵文字の一括エクスポート(ダウンロード)用として使用します。

Chrome拡張(2) : Neutral Face Emoji Tools

こちらは絵文字の一括アップロード用として使用します。

移行手順

01. Chrome拡張をインストールする

a. 上記リンクより、2つのChrome拡張機能をインストールする

1コ目
2コ目

02. 既存のワークスペースから、絵文字を一括エクスポートする

a. 絵文字の管理画面(https://xxxxxxxxx.slack.com/customize/emoji)を開く

b. [すべての絵文字をダウンロード] をクリックする

03. ダウンロードした絵文字をアップロードする

a. 2でダウンロードしたzipファイルを解凍する
※「emoji_hogehoge_yyyy_mm_dd」みたいな感じのができるはず

b. 「Bulk Emoji Uploader」へアップロードしたい絵文字をドラッグ&ドロップする

c. アップロードが完了するのを待つ
※ 進まない場合は、画面をスクロールするか、ひたすら待ってみてください


04. エラーが発生する絵文字について

一部、「error_bad_name_i18n」とエラーになる場合は、名前を調整して個別にアップロードする
※ 他の言語の標準の絵文字名と競合する場合や、なんらかネーミングに問題がある場合など

アップロード可能な絵文字については公式ドキュメントを参照ください

カスタム絵文字は、ワークスペースまたは Enterprise Grid OrG の全員が利用できます。最大 128 KB までの JPG、GIF、PNG 形式の画像をアップロードできます。アニメーション GIF のフレーム数は最大 50 までです。最善の結果を得るため、背景色を透明にした 128 x 128 px の正方形の画像を推奨します。


ぷち情報

1コ目の拡張機能「Slack Custom Emoji Manager」だけでも一括エクスポート&インポートができるようですが、2コ目の拡張機能「Neutral Face Emoji Tools」よりも3倍くらい時間がかかる模様…

また、インポートする絵文字が多すぎると、SlackのAPIのレート制限に引っかかる場合があるようです(ドキュメント的にはこの辺かな…)

さいごに

意外と公式でエクスポート&インポートって良いツールがなかったりするんですよね。この方法であればコードが書けようが書けまいが、専任情シスだろうが兼任情シスだろうが、簡単に絵文字を移行できると思います。

あまり使用頻度が高くないからこそ、楽したいですよね〜
そんな時に救いの1手になれば幸いです!


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