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思いっきり悩む
どうも。
最近チュロスを持って映画を見ていたら、チュロスの食べるタイミングが分からず半分以上エンドロールで食べきった、ひぐるです。
突然ですが、最近僕は
「桐島、部活やめるってよ」を読みました。
きっかけは同じ朝井リョウさんの作品の「ゆとり世代」です。
「ゆとり世代」もとても面白くて、学校の休み時間に読んで思わず吹き出してしまうぐらい笑えるのでおすすめですが、それで朝井リョウさんに惹かれて、桐島を図書室で借りました。
読み終わって最初に思ったのは
「あれ?桐島は?」
実はこの作品、桐島がでてきません。
なんなら桐島と関わってない人もいて、共通点学校ぐらいしかないぞ、と思いました。
内容を軽く説明すると、
桐島と同じ学校の高校2年生5人の少しずつ変わる日常や心境を描いた作品です。
主人公は章ごとに切り替わるので読みやすく、
同じ時間軸で書かれているので、ある主人公の友達との雑談の内容が違う主人公の事だったりしてリンクしている部分があり、読んでいて楽しかったです。
感想
同じ高校生としては、共感できるとこがいっぱいありました。
例えば主人公が体育の授業でミスをしてしまい、チームメイトに迷惑をかけたと落ち込むシーン。
僕も運動できる方じゃないので本当に共感しました。
あの明日から生きていけない感はマジで冷や汗。
「未来はどこまでも広がっている。違う、
出発点から動いていないからそう見えるだけだ。」
「一番怖かった。
本気でやって、何も出来ない自分を知ることが」
という文は、薄々感じていた不安が語源化されたような気がして、考えさせられました。
そんな中で感じたことが3つありました。
1つめは、友達は大切ということです。
これは「前田涼也」という主人公の時に感じました。
僕自身人見知りで、深い友達が2,3人ほどという感じですが、「前田涼也」もそのタイプでした。
その中で、友達の一言で救われているシーンがあって
自分のことをよく分かってくれる友達は手放してはいけないと思いました。
2つめは、全ての人に好かれる事は無理だということです。
作中では、ある女の子に見下されている主人公は
違う主人公には羨ましく思われていました。
そんな様子を見て、人の評価は当たり前だけど人によってバラバラで、そんな全員の基準に合わせるのなんて無理があるんだなと思いました。
だから「自分が何をしたいか」
に標準を当てて生きていたいと思いました。
3つめは、
悩むことに不安を感じなくていいということです。
この作品ではどの主人公もそれぞれ悩んで不安の波に立ち向かっています。
僕はこれを見て、誰も正解を知ってる人はいないんだと思いました。
どうやったら劣等感を感じないのか。
本当の自分はどんなんなのか。
自分の未来。
自信の持ち方。
親との接し方。
クラスのムードメーカーも学級委員も私も、
誰も何が正解かなんて分かっていないんだと思います。
なんなら先生だってわかってないと思うし、知ったような口を聞くなとも思います。
でも、それを分かっていないままで終わらせるのも違うのでは無いでしょうか。
それを踏まえて
この高校生という時期は悩む時期だと思います。
何を探していて何に迷っているのかえ分からず
霧の中でさまよったりもしているけど、
それは多分皆同じで。
だから安心して悩めばいいと思います。
思いっきり悩んで、自分なりの正解を出す時期。
そんな時期の中でこの本は
霧の中の道標の役割をしてくれると思いました。
最後になりましたが、
「桐島、部活やめるってよ」は面白い本だなと思いました。
色んな人の感想を見ていると、大人になってから読むとまた違う見方ができるのかな?と感じたので、
25歳ぐらいにもう1回読みたいなと思います!
めちゃくちゃ有名な本なので読んだことのある方は多いと思いますが、まだ読んでないひとは是非とも読んでみてください!!
是非コメントで感想を教えて欲しいです🙇♀️
ここまで読んでくれてありがとうございました!
#読書感想文 #感想 #高校生 #学生
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