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超私的回顧録「不登校から舞台俳優を目指した」〜後編〜

ようやく後編です
よろしければ
前編と中編も読んでいただけたら
嬉しいです

地獄のような高校生活を送っていた私ですが
今でも連絡をとるような友達ができたのは
ここに通って唯一いい点だったかな
私と同じ県立校を落ちて
向こうで会ってたら人生変わってたよねー
なんて話で盛り上がってました

イヤイヤでも何とかちょっとしたことでも楽しい方に考える女子高生生活を送りながら
声優になるには
専門学校というテがあるなどと
調べ始めたのですが
とにかく
親に絶対口を出されたくない一心で
どう動くべきかを考えた結果
一度就職をしてお金を貯めなければならないとの結論に達しまして
まあ
受験に失敗した段階で勉強する気は
すでに失せていたので
3年生で就職クラスを選び
運動部の子達がほとんどを占める高3生活が
スタートすることになりました

昭和のことですから
さらっと聞き流して欲しいのですが
当時大学へ行って競技を続ける子は
我が校には少なくて
たいてい就職するのでした
で、運動部の子達は就職先に
とても評判が良く
我が校は就職にも強い
と言うわけで
当時売り手市場だった良い時代だったので
学校に来る求人票で
2年で退職金の出る企業を探しまくった私は
めでたく就職を決め
資金を貯めるべく社会人として
スタートするわけですよ

もちろん会社にも親にも
その目的は告げず
ちゃんと2年勤め上げ
いざ!と思ったのですが…

ここで
やらかしてくれたのがクソ親父でございます

別の記事に書いたのですが
父親って言うのがとんでもない人で
私が給料の中から
貯金目的で父親に渡して管理をしてもらっていたお金が…

まあ今思えば
何で自分で口座開設して
管理しなかったのだろうと思うのですが
18歳特に気にせず
父親に渡したのがいけなかった〜

無い
そう言われた時の絶望感

当時父親は会社を立ち上げたばかりで
とにかく資金繰りが大変だったようで
父親の頭の中では
後でちゃんと返すし
ぐらいの感じだったらしい
その会社、数年で
結局潰れるんですけどね

さて
こいつをどんなに恨んでもお金は
無い
それでも私は
親にも会社の営業所長にも
役者になる為に辞めます
と宣言して
会社員から足を洗い
フリーター生活を始める事になります

とある養成機関に所属して
レッスンを受ける日々!
年齢もバラバラの仲間たちとの
本当に充実した時間でしたー
ただそこはどちらかというと
映像系の養成所だったので
バイトしたお金でレッスン料を払いながら
いろんな舞台を観まくっておりました
2年制だったので2年目は上がらずに
舞台の方に行こうと考えていたのですが
その夏
なんと
交通事故にあってしまうのですよ

全治6ヶ月の重症
大腿骨骨折で歩けるようになるのに
半年かかる

なんで?って思いましたよ
養成所の仲間がお見舞いに来てくれても
ただ購入してあった舞台のチケットが無駄にならないように買ってもらったり
どうなるのかなあ、この先
って思ってた

ただね
この時の仲間が縁で
舞台に立つ日がやってくるんです!

2年目上がる予定ではなかった上の科には
芸能事務所所属の人もいて
現役でテレビドラマの演出してる方が
講師としてレッスンしてくれる場だったので
本格的ではあったし実際メンバーの中から
テレビ出演した子もいた
でも私がやりたいのは舞台!
体の回復が1番の状況だったので
何とか最後までレッスンを受け続け
次の年
講師の先生の中で舞台をやってる方の
レッスンを継続して受けながら
バイトに明け暮れました

その先生はね
ニューヨークでアクターズスクールに
いた人で考え方が妙に
アメリカナイズされててね
う〜ん何か違うなってなって
ちょっと離れてた時に
養成所時代の仲間から
劇団っぽいの旗あげするんだけど
来ない?って
声が掛かったのです!

とうとうここまで来ましたー
その後5〜6年に渡って
その演劇集団で公演に出演することになるのです

割と波瀾万丈でしょ
でもブレずに
自分のやりたい事に全力で向き合えた事で
納得いく人生を送ってきたなって
今思えます

役者を辞めた時
自分のやりたい事と
出来ることのギャップの大きさに
打ちのめされて
逃げただけだったかなとも思うけど
役者として売れていく人って
出会うべき人に出会うべき時に
ちゃんと出会って動いていくんですよ
その時の仲間で今も役者してる人もいますよ
ちゃんと、出会ってますねその人は

私はそうじゃなかった
でも後悔なんてないんです
ちゃんと全力で向き合って
自分で選んだ生き方だから

読んでいただいてありがとうございました
この記事を読んでくれた誰かが
これから前に進む時
とにかく自分の人生を
自分の選択で決めていって欲しい
その先には
納得いく未来が必ずあるから!

うまくいってもいかなくても!
一度だけの自分の人生
自分の想いを躊躇わずに大切に
歩いて下さい!

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