リアクションって難しい

集合場所で友達と顔を合わせる最初の一言にいつも迷う。
個人的には小さめの「うい」とか「はい」くらいでいいと思うが、相手に「こいつ、わたしと会うのにテンション低いな」と思わせてしまうかもしれず、それは申し訳ないので、「お〜!」などという音声を発している。

集合した時の一言のほかに、もうひとつ苦手な場面がある。それはプレゼントをもらったときの一言だ。
前提として、プレゼントをわざわざ買ってくれるのはとてもうれしいしありがたい。
ただ、その感謝のリアクションが最速のお返しなため、下手な返しはできない緊張の場面だ。しかも、もらった人間が自分だけとあらば、リアクションへの視線はわたしに一直線なのだ!
そこでわたしはとりあえず声のトーンを上げ、少し声を張り気味にすることで、うれしさや驚き、感謝の念を込める。
しかしわたしは声が低いので、トーンを上げ切ることができず、テンション上がってますよ感が出ていないのではないかと心配になる。
声が高ければ高いほど感激しているように見せられるのはずるいと思う。そんな人への見せ方を気にするわたしの方がずるいのだろうが。


声のトーンと声量以外に勝負できるところとすれば、リアクションの長さだ。
人生のお姉様方が何かを貰ったときのリアクションがいい例だ。相場は「あらやだ〜悪いわね〜こんなのもらっちゃって〜もう〜ありがとね〜そんな気遣わなくたっていいのにー」だ。
正直これならできる気がするし、ちょっとすでに寄っていってる節もあるかもしれない。しかしここに手を出すのはアラサーとしては年齢的にまだ早いよなーと思う。
なんとなく最近老けてきてしまっているのだが、原因はこういう省エネ思考にある気がする。
病は気から、ならぬ老化は気から、なのかもしれない。

苦手ではあるが、元気な挨拶、元気なリアクションを心掛けてアンチエイジングを図りたい。


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