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【第3回インタビュー】勇往邁進。ID25(2年): 庄子友希。

こんにちは。Humans of ICUFCです。
今回はID25(2年)、庄子友希にインタビューを行いました。

人物紹介

庄子 友希(しょうじ ゆうき)。
ID25、経営学メジャー予定。
東京と宮城にルーツを持ち、抜群の笑顔と愛くるしいキャラクターで垣根なく積極的にコミュニケーションを取る。

普段のその姿とは裏腹に、非常に負けず嫌いな一面を持つ彼は自慢の俊足を活かしボールを追い、スピード感あふれるドリブルでゴールに迫る。
1年次からサイドハーフを主戦場とし出場機会を得ると、今シーズンはサイド・中央問わず攻撃のタスクを担い縦横無尽にピッチを走り回る。

あまり積極的に自己表現をすることのない彼の、普段見せない一面に迫る。

インタビュー

緩くサッカーを楽しむ少年時代と、浮き沈みの激しい強豪高校時代

庄子:よし、まずは好きな異性のタイプですかね?

  • 話して頂いても(笑)
    …まず初めに、友希の日常の部分を知っていきたいと思います。今までのことをざっくりと話してもらってもいい?

庄子:分かりました(笑)
2003年1月30日に宮城県で生まれました。
基本的には大人しく、うるさいようなタイプではなかったと思います。
ずっと運動が好きで、小学3年生から地元のサッカーチームに入ってました。この時はあくまで友達作りみたいな気持ちがメインでしたね。

で、一年後くらいにシュミット・ダニエルがいたチームに変えました。そこが個人技、特にドリブルを重視するチームで、練習はドリブル練習ばかりで、試合中もパスは基本出すなみたいな。
今でも覚えているのが、ある試合でチャンスの時にパスを出したらコーチにめちゃくちゃ怒られて。そのくらい個人技を重視したチームでした。
でも今考えると、(個人技を磨けたという意味で)自分にとっていいチームだったかなと思っています。

小学5年生の時には親の転勤で東京に引っ越しました。そこでも緩くサッカーやって、中学もその流れで東京の公立中学に進学し、サッカー部に入りました。The・公立中学の部活みたいなチームでしたね。

中学2年生の時にまた宮城に戻って、そこで東北学院に入学しました。そもそも入った理由は、付属校で高校に楽に上がれそうだなーって思ってた感じです。
サッカー部が強いのは入学後に知りました。阿部さんとか先輩たちも、同期も勿論凄い上手くて。
僕は最初Bチームにいたので、グラウンドが使えない身だったんですよ。だから死ぬほど外を走らされるんです。そこで足が速くなりましたね。

中学3年の夏の総体で県ベスト8で負けたのが一番の挫折です。阿部さんの代と違って僕たちはそこそこ強くて期待されていたし、その前の新人戦で優勝していたので余裕だろって思ってました。

この挫折はあったけど、上手いメンバーと、強いチームでサッカーできたのは凄く良い経験で、強豪校の価値観を身につけれた期間だったかなと思ってます。
公立中学校相手では5点差付けろと言われ、できなかったら走らされて。点取ってもすぐボール取ってこいみたいな。そんな勝って当たり前という価値観がある東北学院中に入ったからならではのパーソナリティは今でも残っているかな。

高校はそのまま東北学院高校に進学して、サッカー部に入りました。
高校1年の時はチーム内でも点を取りまくっている選手でした。でもルーキーリーグ(高校1年生のみが参加する全国規模のリーグ戦大会)の全国大会には出られなくて。3年生の時も県ベスト4で負けました。自分の代では結局全国大会に出られなくて。結構そこでも挫折を味わいました。

高校の監督がかなり個を重視する人で、それのせいかメンバーの入れ替えがめちゃくちゃ激しいんですよ。活躍したらすぐスタメン、みたいな。自分も浮き沈みが激しいプレイヤーでした。結局メンバーには入れてもらってたんですけど、AチームとBチームを行ったり来たりな感じで。最終的には、冬の選手権はスーパーサブとして出させてもらいました。


組織の変化で、内面の変化も

  • 序列の浮き沈みが激しい分、高校時代は周りの人や監督との関わり方は難しかったと思う。そんな中、ICUFCではチームメイト、監督との関わり方はどう変わった?

庄子:正直、高校時代は監督のことはあまり信頼できていなかった。負ければメンバーが悪い、だから新しい人をスタメンにする、みたいな考え方だったから。
どちらかといえば、監督のことを見返したいがために自分なりに頑張っていた感じですかね。

ICUFCに入る前からも「大学入ってからは悪口言わない」とか、「監督の意見に文句言わない」とか意識しようと思ってたけど、いざ入ってもなかなかそれができなくて。

でも、当時の監督の寛太さんは良い意味で距離感が近く、なんでも話せる環境がICUFCにはあった。どんなに僕が不貞腐れてても結局は信頼をしていてくれたと思うし、素直に自分の思っていることを話しやすかった。

そう考えると、今までは自分がどう観客に見られるかとか、自分がいかに良い選手であるかを見せるためにサッカーをしていたけど、それがICUFCに入り、監督のためにプレーするとか、チームのためにどう頑張るかっていう気持ちの割合が強くなったと思います。

それを自分でも分かったのが、自分がメンバーとして関わっていない試合でも喜べるかどうかを考えた時。ICUFCだと、自分が出ていない試合でも先輩が勝っているところを見て、嬉しいなとか凄いなあって思えました。
もちろん自分が活躍して勝てるのが一番間違いないけど、(高校時代のように)負けちゃえばいいのになっていうのは全く思わなくなって。これが自分の態度で大きく変わった所なのかな。
とにかく、フォーカスするのが個人からチームに変わりました。

「最良の瞬間はまだない」

  • ありがとう。そんな友希の、人生最良の瞬間が気になる。

庄子:んー…。
実は僕、まだ自分の目標を成し遂げた事がないんです。
中学校も県ベスト8で負けたし、ルーキーリーグも3位だったし、新人戦も4位だったし、高校3年の選手権も4位だったし。最良の瞬間が何だったのかというと、結構わからない。

  • 今ももがき続けてる感じ?

庄子そうですね。それを求めて。
胸張って自分はこれが最高の瞬間でしたって言えるようなことを作りたいですね。


サッカーと、ICUFCと、自分に対する想い

  • ありがとう。ここからはサッカーの事をメインで話したいと思います。
    転々と色んなチームでやってきてると思うけど、今も一貫して続けてきているのはどうして?サッカーの友希なりの楽しみ方って何かある?

庄子:…それ、考えている時に見たICUFCの過去のブログに良いことを書いている人がいて。

サッカーやっていると練習きついし走るし負けるし、試合出れないし、頑張っても負けるし。きついことは沢山ある。
そんな中で点を決めた瞬間や強い相手に勝った瞬間、その瞬間の喜びを仲間とシェアするために練習を頑張るし、試合に出たいと思えるし、きつくても乗り越えようとするし。僕はそういう瞬間を求めてます。

そして、ICUFCは自分のことを一番成長させてくれる組織であることに間違いないです。
自分がなりたい姿があって、それを応援してくれる監督、先輩がいて。(高い目標にチャレンジするから)一番ストレスが溜まって一番きつくてっていう組織がICUFCだなって。
自分のなりたい像に成長させてくれる一番の存在なのかなって思ってます。

  • 他人のやりたいこととかに理解があるし、それこそこのHumans of ICUFCをやろうってなった時もみんなめちゃくちゃ肯定してくれてた。
    例えば、友希が受け入れてもらったなという瞬間はある?

庄子:そういうのってあんまり気づかないことだと思います。
でも一番は、自分のストレスポイントとか、苦しいところを理解してくれた瞬間かな。
昨シーズン、プレーが上手くいかない時に僕、正直不貞腐れてたと思います。
でも小松さん、ひろさん、寛太さんなんかは事情を分かってくれてるというか、自分は感情を吐き散らかすタイプではないので、そういうのに気付いて前向かせてくれているというか。
そういう点で自分が受け入れてもらえていると感じます。

先輩後輩関係なく、誰かが言ったことに対してしっかりリアクションしてくれてる人が多いですよね。僕はプライド高めで心も小さい。でも皆は大人だなって凄く思います。

  • なるほど。この瞬間っていうよりかは日常的な部分かな。
    でもそれって友希のことを気にかけてくれてるっていうのもあるとは思うけど、全力でやってるからこそ皆もあいつのことを理解しよう、という姿勢が生まれてると思う。
    これからは具体的にどういうプレイヤー、どういう人になりたいなとかある?

庄子組織の中でインパクトを与えられる人になりたい。
自分だけじゃなくて人にも、サッカーだけじゃなくて仕事の面でも。
今までを振り返ると、やはり個人にフォーカスしすぎてました。試合に負けても自分が良いプレーをできたらいいや、とか。昨シーズンも正直まだそう思ってたかもしれません。

けど、やっぱり大学2年生になって立場が変わりました。
大学1年生の時、自分はあんなにわがままだったけど、それでも自分を上手く組織の中に入れようとしてくれた。その結果良い経験をさせてもらったんで、今度は自分がそっち側に回って、組織の中心でいい影響を与えたい。
僕みたいな選手がいても組織に溶け込ませて、矢印を一緒にして目標に向かう。個々人だけじゃなくてチームにも影響を与えられる人になりたいですね。

  • これからはどういうチームにしていきたいと友希は考えてる?

庄子:まずは強いチームの価値観を持つ組織にしたいです。
まだ根底には弱いチームの意識があると思う。細かい所ですが、緊張感を変えていきたいですね。
たとえ相手が強敵でも、球際を闘うとか、スライディングで体を投げ出すとか。その細かい所から出てくる雰囲気や、オーラや、自信の部分を変えていきたい。

  • ありがとう。最後に何か話しておきたいことはある?

僕は見た目よりも、もっと真面目な人間です。授業の課題もちゃんとやるし。

  • (笑)。ありがとうございました。

出演:庄子友希
インタビュー・文:袴田知優(ID24)、近藤央(ID22)
インタビュー日時:2022年6月4日

左上が庄子。


さいごに

今回はID25の庄子友希にインタビューを行いました。
次回以降もぜひご覧ください!

↓過去の記事は以下より↓
【第2回インタビュー】誠心誠意。ID24(3年): 阿部優也。

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