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「プロジェクト究」に参加して考えた3つのコト

はじめまして!私は人事領域に携わっているMFと申します。
先日、現在参加している「自由研究型組織」を創るプロジェクトに挑戦しているNOTEを書きました。今回はその続編になります。
前回の記事もぜひ読んでください。

今回は、「プロジェクト究」に半日だけ参加し、考えたことについて、せっかくなので3つにまとめました。

正解探しになりやすい教育の中で学生に伝えたいこと

テーマの一つとして、学校教育に対する違和感とどう変えていけたら良いのかについて話し合いました。私は、学校教育の中でテストで100点を取るなど与えられた正解に従って行動するという点では優れていましたが、その分、正解に到達できない自分に存在意義はないと感じていました。
そのため、常にプレッシャーを感じていました。小中学生の私にとっては学校が世界の全てに感じられていました。この苦しみを乗り越えるために、高校生の頃から私は学校教育で求められる「優秀さ」を維持しつつ、この正解がある世界以外でも自分が存在できるように努力してきました。それができたのは、私自身が大切にしていた「ワクワク」を心の中で守り続けていたからだと思います。この経験から、学生には早い時期から「多様な価値観や生き方があることを早くから知って、安心してほしい」と強く思います。また、自分らしく生きるために、「小さなワクワクや興味を大切に行動してみる」という経験をたくさん積んで欲しいと勝手に願っています。

ソトからウチに紐づける面白さ

自由研究型組織の核となる考え方に「適応と変異」があります。ワークの一環として、渋谷の街で適応と変異を見つけようというものがありました。私も街を歩きながら、このテーマについて考えを巡らせましたが、最初は「渋谷の街で見つけたことから、自由研究型組織につながるかな?」と少し不安でした。それでも「なんとなくこれかな?」というものを写真に撮り、1時間後に集まって振り返りました。そして、気づいたのは「それっぽい変異はあるけれど、本物の変異は少なく、見つけるのは難しい。そして、本物の変異が人を動かす。」ということです。この気づきは、ただ座って考えるだけでは得られなかったものでした。意図的に街をさまよい、そこから見えたソトとウチの考えと紐づけることで新しい視点が生まれる面白さを実感することができました。

AIの進化が進む中で人間だからこそ大切にしたいこと

AIの進化が進む中で、人間の価値が残る仕事は何かというテーマも話し合いました。「ホワイトカラーの仕事が減少し、人間にしかできないブルーカラーの仕事が重要になる」「AIは病気の診断ができても、患者に寄り添う看護は人間でなければできない」などさまざまな考えが出てきました。この話を聞いて、私は少し将来への不安を感じました。私が今やりがいを感じている人材育成の仕事も、将来的にAIに取って代わられるのではないか。10年後がどうなっているかを想像することはできても、誰も確実なことは分かりません。実は、私が携わる研修で「変化するビジネス環境に対応できる能力を今から開発していこう」とメッセージすることが多くあります。しかし、これからの時代に本当に必要なのは、主体性や創出性の能力という難しいものだけではないのかもしれません。むしろ、「小さなワクワクや興味を大切にすること」が重要になるのではないかと。『なぜ?』と言われるとそれっぽい言葉では答えられるのですが、自分の中で腹落ちしているわけではありません。ただなんとなくそんな感覚がするのと、もっといろんなことにふれながら、気ままに考えていきたいです。

こうして振り返ると、自由研究型組織の「自由研究」という言葉は、私が大切にしている「小さなワクワク」「興味」と重なる部分があると感じました。まずは、忙しい日々の中で、そのワクワクを見失わないように、自分の中にしっかりと持ち続けたいと思います。


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