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「好き」って本当にパワフル!


こんにちは アメリカNY州に住んでいるErikaです。
2023年10月から松村亜里さんが代表を務めるNYLB研究所にて ポジティブ心理学コーチングを学び始め、 2024年4月にコーチとしての認定を受けました。
今後の活動としては、 海外で暮らす日本人駐在家族が幸せに生きていくためのお手伝いをしていけたらいいな、と考えています。
学びと並行して、2022年より日本人駐在家族向けのWebサイトでの運営ボランティアにも携わっています。



アメリカの子どもの長期休暇の過ごし方

あっという間にもう10月中旬🎃
アメリカは9月が新学年のため、9月は気づいたら終わっている。。。
というスピード感で過ぎていきます。
そして10月からはハロウィン、サンクスギビング、ホリデーシーズン、と
あっという間に年明け。。。

今日はちょっと前の話になりますが、
アメリカの子どもたちがどのように長い夏休みを過ごしているのか、
そしてそんな中でみえてきた我が家の上の子の成長について
ちょっとお話してみようかと思います。

まず、アメリカの夏休みはとにかく長い!!
州や同じ地域でも学校によって違ってくるので、あくまで我が家の場合ですが、
2024年は6月初旬〜9月初めまで
なんと12週間の夏休みでした🌻

その長い長い夏休み、
仕事をずっと休んで、、というのは不可能なので、
「サマースクールに子どもを通わせる」のが一般的です。
サマースクールは本当に多種多様で、
早いと年明けくらいにはアナウンスされ、
人気のプログラムや早割などで、
まだ氷点下の気温の頃に真夏のサマースクールに申込む、
なんてこともあります。
どこもWebサイトはあってある程度の情報は得られても、
全く初めてのところに高い金額を払って子どもを預ける、
となるとどうしても慎重に。
来米当初はとにかく周囲の人におすすめを聞いていました。
オススメを聞いたとしても、
子どもの性格や興味のあることは友人とは違ったりするし、
サマースクールの情報収集と一連の申込作業は
私にとって本当に頭の痛いトピックでした。

一方で、多くのプログラムは1週間単位での申込が一般的なので、
普段気になっているスポーツなどの習いごとを気軽に試してみる機会でもあります。
どの習いごともコーチとの相性や施設やスタッフの雰囲気、アクセスなどを
みてみるにはいいチャンスです。


我が家の夏休みは?

今回長女が大好きなアイススケートのサマースクールに申込みました⛸
実は以前から行ってみたいと言われていたのですが
車を持っていないと行きにくい場所
(バスを乗り継いてスムーズにいって45分)で、
スケート靴など色々と荷物もあり(子ども2人分)
そして何より費用が他のサマースクールに比べて高い‼️
そのため、これまでどうしてもOKができなかったんです。

でも今回は娘が好きなことを優先しようと決断しました。
何故決断できたのかというと
ポジティブ心理学で「強み」についてずっと学んできていたから。
自分や周囲の人との関わりの中では強みをみることに慣れてきたけれど、
どうしても子どものことになるとギャップアプローチに
なっていたのでした。
*ギャップアプローチとは。。
「弱みに注目して、できないことをできるように、と足りない部分を埋める」従来の方法

行ってみてどうだった?

朝早く起きて2週間毎日8時前に出発。
朝から満員のバスに揺られて、乗り継ぎ、到着。
友だちが独りもいない環境で、アイススケートを1日2回合計3時間以上。
その他の時間は日替わりで体操、ボーリング、サッカー、クライミングなどなど。
体力があまりない割に、身体は強い娘ですが、
睡眠時間を削るとてきめん体調を崩します。
この2週間はとにかく睡眠時間を確保することを第一優先に
楽しく通いきれることを私の中でのプライオリティとしました。

最初は自由時間に一緒に滑ったり、遊んだりする
友だちがいないことを嘆いており
「みんな友だち同士で来てるから、話しかけられないの。」と言っていました。
でも大好きなアイススケート、10日間どんなに疲れていても
行きたくない、とは一度も言わなかった
んです。
地道に気の合いそうな子を見つけて話しかけ続けたことで
仲の良い友だちもできました。

そして何より、普段は外で目一杯頑張ってきて、疲れて帰宅すると
イライラしがちだった娘が、とても落ち着いていました。

僅かな空き時間は大好きな読書に費やし
(この話もいつかお伝えしたいと思っています)
翌日の準備をして「明日も早いから寝るね。」とパッと寝室へ。
毎日その日にできるようになったアイススケートの新技?の
技術について嬉々として話してくれました。

ここ最近大分早めのティーンエイジな雰囲気を醸し出し始めていた娘。
(先日3歳から知っているプリスクールの理事長に
「彼女は見違えるように大人びたわね。既にTeenage Vibsを感じるわ笑」と言われました。)
スケートのことになると本当に楽しそうに伸びやかな表情で
話してくれることに感動しました。
「好き」ってこんなにパワフルなんだ、自律的に動けるのだな、と。

親の私はどう接した?

私はどうしたか、と言うと、ひたすら話を聞く、に徹しました。
友達づくりに関しても、スケートのことも、
普段だったら口出ししているところをグッと我慢。
「こんなに暑い中、重い荷物を持って朝晩送迎しているんだから。。」
という言葉を何度飲み込んだことか笑。
良いことにフォーカスし、ネガティブな話には共感しながらただただ聴く、
娘が気持ちよく毎日スケートに集中できるモチベーションの維持だけを
考えて応対しました。


そこで働くコーチや学生スタッフたちの雰囲気が
本当に素晴らしく、心理的安全性も高くて、
夫も私も感動したのですが、
その話はまた次回。

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