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「秘境と黙示の謎」 本多裕樹 詩

「秘境と黙示の謎」


さかまくありや、詩の言葉は語る

今、ありて、今、ありて

風の音も聞こえよう

なが言葉をあこがれ

髪の匂いも美しくもあった

聞こえよし、奏でる音も良い


時の終わりを知るのか

それはいつでも良い

黙示は異端としていつも迫害のまと

われわれはそういう見えない集団に

そういうものに迷わされる

それを知って内実を恐れることはない

闇はそれを食い尽くし

栄耀栄華を楽しむ酒とならん


儚き場所にあった花

しおれることも無く

衰えることもなく

滅ぶこともなかった

死はその花には無かった

すべてのことを知っていて

長く生きることによってあらゆる知恵をいだく


花は広がっていき

花園になり、

多くの喜びをもたらした

そして、その花を香りに酔い

したたかに生きとし生けるものを歓喜させた

こうして、花は喜びを世界に広げた


風はそのようなことを知らせ

いつしか花園は秘境の地となり

誰もが求める謎の聖地となったのだった

それを風は知っていたのだが、

その場所は誰も見つけることができなかった

ただ、思いを馳せそこにイメージで

参入することもあった

誰も知らなくなり

その黙示を知る者は異端として迫害された

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