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就活生の皆さんが聞きたかったこと

先日、就職活動中の大学生の皆様に向けたセミナーを開催しました。
面接はまさに自分自身のプレゼンテーションの場。
企業側のニーズを汲み取り、自分を採用することのメリットを短時間でバシッと伝えるコツをお伝えさせていただきました。

セミナー後にいろいろと質問をいただき、特に多かったのが以下の二つでした。

①緊張して頭が真っ白になった時の対策
②話がうまくまとめる方法

①、②ともに就活中の方でなくともよくいただく質問です。

まず①に関してですが、事前に準備しておくことである程度緊張を和らげることができます。
自己PRや志望動機といったマストのネタ以外にも応用できる“万能ネタ”を作って練習をしておくのです。
私が就活時に面接用に持っていた万能ネタはというと・・・
「バリに旅行に行った時のこと。レストランでバリの伝統舞踊ショーを鑑賞した。ダンサーの中には10代半ばくらいの年頃の人たちも多く、とても誇らしそうに踊っているのが印象的だった。後で現地のガイドさんにその話をしたら、バリでは一定年齢になるとみんな伝統舞踊を学びたがるし、島のみんなの誇りであるとのこと。逆に「あなたも日本の伝統舞踊踊れるでしょ?」と聞かれて困ってしまった。
日本にもたくさんの素晴らしい伝統文化があるのに、若い世代があまり興味を持たないのはすごくもったいないと気づいた。その後、日本の文化を体現できるよう日本舞踊を習い始めた」

このネタは万能で「最近感動したことはなんですか?」「反省したことは?」「趣味はありますか?」といった質問にも使えます。
少しアレンジすることで、アナウンサー試験で聞かれた「伝えるってあなたにとってどういうことですか?」という質問にも応用することができました。
何度も繰り返し話すことによって、緊張していても言葉が勝手に出てくるくらい体に染みついていきます。
友人に聞いてもらったりして反復練習をしておくといいと思います。

もう一つ大事なのは真っ白になっても慌ててないふりをすることが大切!
面接官は案外、話の内容よりも話している雰囲気を見ていることも多いので落ち着いてるふりも大切です!!

次に②の話をうまくまとめる方法に関してです。
まず結論から話して結論で締めるという、大きく分けて4ステップで話を展開するとまとまりやすいです。

バリ舞踊のネタで言うと
1、結論⇨私の趣味は日本舞踊です。
2、本編①⇨バリの人たちは伝統舞踊を踊ることに誇りを持っているのを見たのがきっかけ。
3、本編②⇨自分も日本人として伝統を体現したい!
4、結論⇨だから私は日本舞踊を学んでいます。     

この大枠に当てはめながら話していくと、話が脱線したりどこに着地したら良いのかわからなくなると言うことも減らせます。

まずはこの1〜4を柱に原稿を書いてみる。
そのあと、この4つの項目を見ただけで原稿を見なくても話せるようになるところまで練習する。
この練習方法はプレゼンテーションが上手くなるためのメソッドでもあります。

ぜひ、チャレンジしてみていただきたいと思います。

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