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【学び】ドイツで50年過ごしたおばあちゃん

いや〜なかなか投稿できず、
自分の文章力に絶望しながら久しぶりに
書きます。

今回はドイツ帰りのおばあちゃんに会った話をします。
出会えたくさんお話を伺ったことで
私自身、学びを得られ視野が広がりました。

一言で言うと「生きやすそう」
考え方やあり方を私も真似したいと思ったので
いつものごとくアウトプットのために書きます。


特に私がこの人すっごいなと思ったのはこの3つだ。

  • 今後必要となると思われる考え方を芯にお持っている

  • 83歳の今も学び続けようとする姿勢

  • 相手の考え方を受け入れ自分の学びとするところ



人物像

  • 中島さん(ドイツ名:ミュラー) 83歳 女性

  • 海外本社のブランド商社の日本支店入社

  • 32歳でドイツ勤務の打診を受ける

  • ドイツで37歳の時にドイツの方と結婚

  • 旦那様を看取ったこと、コロナ禍で好きな時に
    日本に戻ることができない情勢、自身の終活を考え去年日本に戻る

とまあ、約50年半世紀ドイツで過ごされたおばあちゃんと
出会う機会があった。。

もうこの時点で、すごいなと思うことはたくさんあるのですが
小ネタを聞くとたくさんあって面白くどれも興味を惹かれる。

そもそも日本から当時渡欧された時は
日本欧州間に飛行機なんて通ってなかったわけですから
シベリア鉄道で数日にわたって移動されたとか。

今まさに西アジア間戦争が勃発していますが
当時も戦禍の中移動を強いられるエリアもあったそう。
でもそれしか行く手段がないから鉄道での移動を選択し
ドイツに渡った・・・

そもそも私だったらドイツに行くって言う選択を受け入れるかなと
そういうミュラーさん(ドイツ名で呼ばれる方が嬉しそうなので)の
パーソナルなとことが強くて素敵だしいろんな経験を
受け入れることにつながっていったのかなと・・・

ベルリンの壁崩壊の際も現地で見られたのだとか
ミュラーさんが住んでいたのは北ドイツで
ベルリンからは距離があるところに住んでいたそうですが
その際はご主人と車を走らせてわざわざ見に行かれたのだとか。

教科書でしか読んだことない
学んだことない見たことない場所や状況に立ち会っている
まあ私たちが日々生きている毎日も未来の子ども達にとっては
時代の変化に立ち会った貴重な人間になりうるかもしれない・・・


とまあ、ちょっと脱線しましたが
そう言うことを経験されいている人なのだ。


ミュラーさんの考え方

興味のある経験をたくさんされている中で
私が気になったのは女性としての働き方。

今でこそ、国際女性デーだなんだって
女性の社会進出が重要とされ
働きやすい環境づくり、偏った考え方を持たないと言ったことが
各メディアで取り上げられ毎日報道されいていますが
ミュラーさんが働いてる時ってどうだったんだろうと
興味を持ち伺ってみた。

大事なのは自分がどういう考えを持つのか

ドイツって実は男女平等の観点からすると
意外とヨーロッパの中では遅れをとっていると言っていますが
当時ミュラーさんが勤務した東ドイツでは
女性の社会進出は進んでいたそう。

1966年には東ドイツでは「家族法」と言う法律の中で
男性も女性も家事も育児も平等に行うべきだと言う法律があったそう。
そのため当時から9割の女性が社会に出て
何かしら仕事をおこなっていたそう。
ミュラーさんと関わり私もファクトチェックも兼ね
多少勉強したのですが改めてドイツの進み方に驚いた。

詳しくご覧になりたい方はぜひこちを

ミュラーさんからの話だと
性別での区別といるよりも
考えを持っているかどうかが社会進出できるかどうかの
ポイントになると言う。

ドイツでは自分の考えがなければ
「ああ、この人は何もしない人なんだ何もしてない人なんだ」と
認定され雑用ばかりさせられるのだそう。

常に会議などでも
一つのことに対して「どう言うふうに考えてる?」
と問われるのだそう。
大事なのは正解かどうかではなく考えているかどうかということ。

そこで考えを言えなかった際に「何もしない人」と認定されるのも
少し納得がいく気がする。
だって、会議ってみんなで状況の判断をし考え方針を決めるものなので。

今こそ日本でそう言った立場性別関係なく認められ
そう言った人たちにが社会で活躍できるような時代になったのでは
と私は考えている。

考えがないことは悪いことではないと思うけれど
仕事においては給料をもらっているのだから
その会社や事業がどうやったらうまくいくかは考えるべきだと思う。

でもこれまで一切考えてなかった人たちに
じゃあ考えましょうと言われても至難の技である。
ミュラーさんの話にはその答えもあった。

疑問に対して仮説を持って質問をする

どうしてそういうふうに思うの?
なんでそんなふうになってるんだと思う?
など、ミュラーさんと話していると
もちろん自分の考えも持っているしそのアウトプットも多いが
質問も非常に多い。

そしてそれに対してのこちらの返答を受け
受け止めた上で私はこう思ってたんだけどというやりとりが多く感じた。

日本人の多くは疑問に仮に思ったとしても
それがルールだからとたいてい飲み込むことが多い。

それに意見をすることが悪だとされることが多いからだ。
郷に入れば郷に従えと言う句があり私も新社会人の時は
そう言う社会だと聞き親に送り出されたものだ。

でも、仮に意見をすることが悪だとするのであれば
疑問に思うこと、聞くことは悪ではないというスタンスを
ミュラーさんからは感じた。

そして何かを聞いて終わる人が多くいて
それを良し悪しで判断したりする。

ではなく自分自身もその疑問に対して仮説を立てること。
「きっとこうだからこういうことなんじゃないか?」
そう仮説を立てることが自分の考えを持つことに繋がるのかな。
とミュラーさんから学んだ。


学ぶ姿勢

ミュラーさんのすごいところはこれまで説いてきた中にも感じるかと思うが
何に対しても積極的、知らないことわからないことに対しても
前向き積極的に学びにいくこと。

そして常に疑問と仮説を持つ点である。

83年もこの世で生きてきたなら
決めつけたり、新しいことを拒否するのも
それも年の功のような気もするが
そう言った姿勢を感じなかった。

そんなミュラーさんは日本に帰国後
iPhoneを持った。
その後はソフトバンクに足繁く通い
使い方をレクチャーしてもらい
今ではドイツの姪や甥と連絡をとったり
お気に入りのお花を写真に収めたりしてわたしたちに見せてくれた。

本も月に何冊も読み、新しい考え方知識をアップデートしているのだ。


相手の考えを否定しない

そして何より素晴らしいと感じたのは
絶対に人の考えを否定しないこと。

仮に相手と意見が異なった場合は
そう言う考え方もあるんだ
と自分の知識をアップデートする。

私の固定概念かもしれないが
年齢が上の人ほど自分なりの成功法や
自分のやりやすいやり方があったりするので
他人のやり方や新しい変化には抵抗がある
イメージがある。

その違う考えを受け入れることができる
器の大きさは本当に素晴らしいなと思った。


未熟な私にとってはミュラーさんとの出会いは刺激になった。
考え方が今の日本の社会においてそう言う考え方の方がいいよねって考え方をずっとされている印象だった

今やっと日本の社会が変わり始め、そういう考え方だと
いいよねという風潮が出てきたが
もともとは海外では当たり前とされていた考えを
日本が受け入れるようになったのか
ミュラーさんの人柄に現代の日本が追いついたのか
それとも最新の考え方がミュラーさんの中で
アップデートされているのか
わからない点はたくさんある。

でも、相手を否定しないことが自分への学びにつながる。
相手の考えを受け入れることが視野の拡張につながる。
改めて女性だから男性がからじゃなくて
その人が見ている目線からどう言う考えがあるのか、
そして相手の考えを受け入れられる許容があるのかどうかが重要であると思った。


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