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鱗の女王設定集

最終更新:2023/01/11

はじめに

『ファンタジー小説:鱗の女王』の世界観設定や登場人物をまとめています。
Nolaノベルで本編連載中!


※本ページ内の画像はmidjourney、nijijourneyで作成しています。


登場人物


相関図

前半の主要人物相関図


用語集

ハイドラ竜

かつてレルネーを支配していた百以上の首を持つ多頭竜。現在のレルネーの民の先祖にあたる。
アルゴリア人の住処を荒らしたため、首を切り落され、退治された。
本体から切り落された後もハイドラ竜の首たちは生き延びたが、ハイドラ竜復活を恐れたアルゴリア人に追われ続ける羽目になる。
アルゴリアの残党狩りから逃げ延び、種を残すために、生き残ったハイドラ竜の首たちは、竜の力と姿を捨て、アルゴリア人と同じ人になる道を選ぶ。

先祖返り

レルネーの人々がかかる病。名の通り、先祖の竜に戻る病だが、実際竜に戻るまで生き延びた者はいない。
体に許容量を超える魔力が蓄積した結果発病する。レルネーは魔力濃度が高いため、レルネーで暮らす以上誰もがいつかかかる病とされている。
初期症状は皮膚の異常。全身の皮膚がただれ落ち、しばらくすると皮膚のかわりに鱗が生えてくる。
症状が進行すると、失語、意識の混濁、人間に対する攻撃性を見せるようになり、次第に意思疎通がとれなくなる。
ほとんどの罹患者は皮膚がただれ落ちた時に、体が腐って死ぬか、周りを認識できなくなった際に殺されてしまうため、レルネーでは死病扱いされている。

湖の精霊:ネフェロマ

レルネーの湖に住み着く精霊。かつてハイドラ竜と共にレルネーを支配していた。
ハイドラ竜を愛しており、アルゴリア人に敗北した後、敵であるアルゴリア人と同じ姿になったことに納得していない。
ハイドラ竜を蘇らせるために、アスピダを使ってレルネーの人間を湖底へ攫い、無茶な交配を繰り返して竜の血肉を集め続けている。

湖の精霊の眷属:アスピダ

湖の精霊ネフェロマの眷属。
群れで行動する大人の男性ほどの大きさがある巻き貝の怪物。軟体部分を保護する粘液や血液に高濃度の魔力が含まれているため、体液に触れると肌が爛れるなどの症状が出る。
ハイドラ竜の匂いに反応して襲いかかってくるためレルネーの人々の天敵。繁殖の道具や食料にするためレルネーの住人を湖底の巣へと連れ攫う。



レルネー名所案内

1:レルネーの街
2:湖(ネフェロマの巣)
3:竜の背(アルゴリアへ下る山道)
4:カエル沼
5:アバラの森
6:北の湿地(魔石採掘場)

湖に突き出た半島に築かれた、ハイドラ竜の末裔たち暮らす集落。半島はハイドラ竜の胴体だという伝説がある。(※1)

中央にはレルネーの民を治める王が住む城があり、城を中心に各職業ごとの一族が固まって住む区画がある。(商業地区、漁師地区、牛飼い地区、魔法地区、兵士地区) 
各地区には補佐頭という代表がおり、王の相談役として政に参加している。(※2)

街は《精霊祓い》という魔法で覆われていて、人ではないものはレルネーの中に入ることはできない。(※3)


レルネーの街全景
街並み(商業区)

〇レルネーの街の補足
(※1)レルネーの街が築かれた半島についての逸話
首を切り落とされ、生命活動を維持できなくなった胴体が湖の中で倒れ、岩のような固い骸になった説と、アルゴリア人が首を切り落とし胴体だけになったハイドラ竜の死骸を燃やし、積もった灰が半島になったという二つの説がある。

(※2)補佐頭について
補佐頭は地区内の住人の8割以上の推薦+他の地区の補佐頭一人の推薦があれば誰でもなれる。
人数制限はないので、地区によって補佐頭の数はまちまち。
→兵士地区はカルゴス一人だが、魔法地区は派閥争いが酷いため、複数人が補佐頭の座についている。

(※3)精霊祓いについて
ネフェロマやその眷属が街の中に侵入しないように作られた魔法。レルネーの民を守る見えない壁。

精霊祓いに触れた対象の体内の魔力量を感知し、街の中に入れるか、弾くかを判定している。
→普通の人間、家畜、鳥や獣は通れる
→精霊ネフェロマと眷属のアスピダは論外。
→高濃度の魔力を帯びた鳥や獣も精霊祓いで弾かれる。

魔法の規模が大きいため、各地区に精霊祓いの要になる魔法円が描かれている。
レルネーの魔法使いたちは、魔法円の修復と守りの力を上げるための改良に心血を注いでいる。



北の湿地に向かうまでの街道沿いに広がる森。
森一帯が窪地の中にあるため、レルネー中で湧き出す比重の重い水の魔力が溜まりやすい地形になっている。
高濃度の溜まり場となった森はレルネーで最も危険な場所とされている。
魔力に晒され続け、枯死した白い木が骨のように見えるため『アバラ』の森と呼ばれている。
森に住む獣は体液に高濃度の魔力を含んでいるため、体液に触れないよう細心の注意を払って挑まなければならない。

森の中イメージ

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