『ギフト』午後ローを予習してる。

 本日の午後ローは『ギフト』。おもろい。二〇〇〇年の作品。おもろい。サム・ライミ監督のホラーサスペンス、スリラー。本作の前年にヒットした『シックスセンス』と比べられることも多いが、どちらも面白い。こういったジャンルが好きな方なら、両方とも楽しめるはず。
 脚本にビリー・ボブ・ソーントンの名前がある。好き。『スリングブレイド』は観ると憂鬱になるけれど、でも好きなんだ。人間って日常生活が続けば続くほど、その軌跡がはっきり出るよなあって感じの表現の仕方がうまくて、もうそれだけで引き込まれる。
 タイトルの「ギフト」は神から与えられた超能力または霊能力といったところか。
 三児の母にして未亡人の主人公アニーはゼナーカード(ESPカード)を使った占いで、夫のDVに悩む女性や、精神的に不安を抱える男性など、町の人々の悩み相談に乗っていた。そんな中、町の有力者の娘が失踪し、死体となって発見される。アニーはその不思議な能力で犯人を見つけ出そうとするが。といったあらすじ。
 主演はケイト・ブランシェット。代表作多数にして、役柄の幅も広い。すげえ。
 共演にはキアヌ・リーブス。聖人として知られ、演じる役もグッドガイの多かったキアヌが、本作ではその印象とは反した役柄に挑戦。『マトリックス』の翌年と考えると、けっこう意外。
 他には『ベストキッド4』や『ミリオンダラー・ベイビー』のヒラリー・スワンク。町の保安官役には安定のJ・K・シモンズ。
 マイケル・ジェッターも出番は少ないが重要な役どころで出ていて嬉しい。『フィッシャー・キング』好き。
 あとダニー・エルフマンが音楽ではなく出演しているのも面白い。
 おすすめ。
 
 

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