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ハイネケンの「CO2を96%循環させる」ビール

ビール世界シェア3位のハイネケンは、2022年3月に、ハイネケン・アイルランドのビールの発酵工程で発生するCO2を捕集し、ビールを炭化する際に再利用していると発表した。他にも、樽や容器を加圧するときなどに、捕集したCO2を使っているという。

ハイネケン・アイルランドのビール製造所では、発酵工程で2千トン以上のCO2を捕集、製造所から出るCO2の96%を回収し有効利用している。まさに、「CO2循環型製造所」と言えるだろう。

ハイネケン・アイルランドは、CO2の循環だけでなく、CO2削減にも意欲的な姿勢を見せている。2018年以降、製造に伴うCO2排出量を28%削減しており、2030年までには、製造所のゼロエミッションを実現するという目標を掲げている。

ハイネケンは2021年に、2040年までにサプライチェーン全体で、カーボンニュートラルを達成するという目標を発表した。これは、世界的な製造所としては初めてである。

ハイネケンといえばグリーンがシンボルカラーだが、CO2を再利用し、環境に配慮して作ったビールは、クリーンがシンボルイメージとなるだろう。


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