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中高年独身女性が派遣社員という働き方を選ぶべきか

こんにちは。今日の投稿は、ずばりタイトル通りの内容です。つい感情に流されてしまいやすい自分の頭の中の整理と、いまわたしと同じような経験をしている人にとって参考になればと思い、できるだけ簡潔に綴ってみます。

結論からいうと、わたしは中高年独身女性が派遣社員になるべきではないと考えています。特に、わたしのように突然働き口を失い、心身の不調と多少の専門スキルと無駄なプライドで葛藤するタイプは要注意です。

理由は、以下の通りです:


  1. 「経験豊富」でも「年齢が高い」女性は歓迎されない

  2. 通常3年の契約期間(当時)が終われば、また新たに職探し

  3. 頑張っても正社員にはなれない・年齢相応の責任も能力も得られない


まれに、派遣会社の営業を通じて交渉がうまくいき、時給が上がることもありますが、自分の貢献が真っ当に評価されたと思わないほうが良いです。こんなことを言うと、人間不信とか被害妄想と思われるかもしれませんが、これこそわたしが10年近く中年派遣社員をやって得た結論です。

上記について、一つずつ書き出してみます:

1.「経験豊富」でも「年齢が高い」女性は歓迎されない
これは文字通り、歓迎されなかった。派遣社員に頼む仕事内容は契約書で決められているので、どうせなら若い女性が良いのでしょう。事前に「経験豊富な方を希望されている」と聞かされ安心して行ったのに、陰で「今度の派遣さん、43歳だって・・・」と言われていた、ということもありました。

2.通常3年の契約期間(当時)が終われば、また新たに職探し
最初は正社員の求職活動と並行して働くつもりで短期契約を繰り返していたのですが、そのうち心が折れてしまい、長期契約(3年)を結ぶようになって、この事実でさらに心が壊れました。契約は大抵2〜3ヶ月ごとに更新を繰り返すのですが、契約終了半年前あたりからは地獄です。次の契約がすぐ決まる保証などどこにもなく、人としての感情を押し殺してその職場を去らねばなりません。新社会人のようなリクルートスーツに身を包み、若い派遣会社の営業さんと並んで行く面接は辛かったです。

3.頑張っても正社員にはなれない・年齢相応の責任も能力も得られない
これは一般論というか、中高年独身女性派遣社員の大部分は、、、という話です。業種や職種によっては、スーパーバイザーとか職位がついて部下を従える派遣社員もいますが、40代で仕方なく派遣社員になったわたしには縁のない世界でした。いくら派遣先企業のために頑張っても、契約書が正社員に採用する前提になっていなければなれません。前述の通り、仕事も割り振られた業務をこなすだけなので、職場の問題点について考えたり、他のメンバーを指導したりすることもありません。「マネジメント経験がない」ことは、中高年が転職する時にネックになります。

心身の不調を抱えながら派遣社員として目先の収入を得てはいましたが、以上の問題に気がつき、わたしは50歳を目前に再び正社員として転職活動をすることになりました。当然ですが、状況は40代よりさらに悪くなっていました。ですが、そこでやっと気がついたこともあります。

次回は、そんなことについて綴りたいと思います。

約10年前、仕事で心身を壊してしまい、しばらく休んだその後について当事者の立場からリアルな体験談を綴っています。よろしければサポートよろしくお願いいたします。