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【開催のご報告】HUG for ALLの日

HUG for ALLのシータ(理事・スタッフ)です。
3月18日に「HUG for ALLの日」というイベントを開催しました。総勢50名弱の方々が参加してくださり、本当にありがとうございました。

■「HUG for ALLの日」とは

HUG for ALLに関わるクエストフレンドやスタッフだけではなく、活動や寄付などで団体を支えてくださっているサポーターの方々も含めた交流会になります。当日は、“We are HUG for ALL!!“を合言葉に、その場にいる全員で、HUG for ALLを通してどんな未来を願っているのかを考え合う時間を大切にしています。

会場入り口には子どもたちとの活動でつくった作品が並べられました

■当日の流れ

日時:2023年3月18日(土) 16:00〜18:00
場所:LIFULL TABLE

  • オープニング

  • HUG for ALL 2022年度までの歩み

  • グループワーク
    メンバー、スタッフ、サポーターってどんな人?!

  • テーマディスカッション
    社会全体で子どもを支えるために、明日からできることを語ろう!

  • HUG for ALLの描く団体の未来

  • クロージング・集合写真

■オープニング、HUG for ALL 2022年度までの歩み

HUG for ALLのシータから、イベントの趣旨の説明と2016年から2022年までの団体の活動の歩みについてお伝えしました。

HUG for ALLのこれまでの歩みについて伝えるシータ

参加者の方々もそれぞれのタイミングでHUG for ALLとともに歩んできてくださっています。改めて過去から現在までの活動についてお伝えすることができ、「団体の過去・現在・未来を更に深く知る事ができて良かった」という声をいただきました。団体が大事にしていることや、積み重ねてきた活動について丁寧に伝えていくことの大切さを改めて感じました。

■グループワーク 「メンバー、スタッフ、サポーターってどんな人?!」

今回、クエストフレンド(ボランティアメンバー)とサポーターが初めまして同士だったり、どんな人たちがHUG for ALLに関わっているのかお互いの自己紹介の時間をたっぷりとりました。

お互いの自己紹介タイムの様子

HUG for ALLに関わるきっかけを紹介し合ったり、同じテーブルになった人同士の共通点探しなどで、場があたたまっていくのを感じました。
みなさんのエネルギーがすごい!ともちん、ナイス司会!

司会のともちん(スタッフ兼クエストフレンド)が場を盛り上げてくれます

■テーマディスカッション 「社会全体で子どもを支えるために、明日からできることを語ろう!」

「子どもが幸せに暮らしている社会ってどんな社会?」
「その社会を実現するために、わたしができること」
というテーマで、参加者同士で実際に付箋に書きながらグループごとにひとつのシートをつくり上げていきます。

テーマディスカッションのシートづくりの様子

願っている社会として、参加者のみなさんからでてきた言葉を少しご紹介します。

「大人こそLet it goな社会」
「地域の子どもと大人が自然と集まり、遊んだりおしゃべりしながらつながりが生まれる社会」
「いろんな自分になれる社会」
「すべての子どもたちが等しく愛され、自由に安心して生きることができる社会」
「子どもが尊重され、大人が支え合う社会」 など

子どもだけではなくそこに関わる大人自身が幸せであること、まずは大人同士が支え合えているかなど、子どもに願うことを大人が体現していくことに目を向けていることが印象的でした。

また、このテーマディスカッションを通して、今実現できているかどうかの手前に、「自分はこう関わりたい」「ここまでならできそう」というそれぞれの気持ちが、少しでも行動につながっていくことが改めて大切だと感じました。
その一つ一つの積み重ねが、願う社会にたどりつく最短距離ではないかもしれないけれど、いつか実を結ぶ方向へ着実に進んでいくと思うからです。

■HUG for ALLの描く団体の未来

最後に、代表のあやや(村上綾野)から、これまでの活動への想いやこれからの未来についてお伝えしました。

団体の未来について語る代表のあやや

HUG for ALLの活動の大きな特徴として、「目の前の子どもたちとつながり続けること」があります。HUG for ALLが活動を始めた2016年に小学5年生だった子は、今年高校3年生となり、2024年には施設を退所する可能性が高く、その後もつながり続ける仕組みを私たちはつくっていきます。

関わる子どもたちの対象の年齢を決めてそこにフォーカスして支援をしていく。もしかしたら、その方が質の高いプログラムを届けることができるかもしれません。でも、私たちは点ではなく線で(長い時間をかけて)、さらには面で(多くの大人たちと一緒に)、子どもたちと関わり続けることを選択します。
そのために、一緒に活動してくれる人、応援してくれる人を増やしていきたい。改めてあややからこれまでの感謝とともに、お話しました。

・ 一緒に思い描く素敵な社会を作っていきましょう!
・退所後の支援は、また違った課題があると思いますが、意義深いと思っています。
・子どもも大人もイキイキと幸せな社会を目指しましょう!
・皆さんの活動、お人柄などがわかるプログラムでした。
・他の人との関わりの時間こそリアルな場で会う醍醐味だと思います。また、未来をあややさんの言葉で話していただくのをお聞きできたのも良かったです。

参加者アンケートからのメッセージ抜粋

ここにいるみなさんが、施設でくらしている子どもたちや社会のことをそれぞれがいる場所から真剣に考えている。
対面の場であるからこそ、よりみなさんの思いやエネルギーが感じられ、本当に心強いなと自分自身が何よりエンパワーされる時間でした。活動への活力にしていきたいと思います。

2023年度は、1月に「HUG for ALLの日」の開催を予定しています。
このイベントは、クエストフレンド・スタッフ・サポーターを対象としていますが、その他にも定期的にさまざまなテーマでイベントを開催していきますので、ぜひご参加いただければと思います。

■次回イベントのご案内
「HUG College#6」を開催します。

日時:5月20日(土) 10:00〜11:30
テーマ:「ありのままの”その子”を受け入れる 里親制度について」

■寄付で団体を支援したい方へ
以下のサイトで、HUGコミュニティへの参加を受け付けています。
参加いただいた方には団体から、「社会的養護のこと」「活動のこと」「これからのこと」3通のメッセージメールを送らせていただきます。
昨日よりも一歩、「知る」が広がった世界をみなさんと共有できたらと思います。今後、HUG for ALLの日のご案内もしていきます。

ポートフォリオ寄付:https://syncable.biz/portfolios/41/
ライトにワンコイン(500円)からHUG for ALLを応援してみたい。まずは団体のことを知ってみたいという方向け。

※通常の寄付申込ページ:https://syncable.biz/associate/hugforall/donate
団体の活動を知ってくださった上で、寄付という形で応援したいという方向け。

Special thanks to 「HUG for ALLの日運営スタッフ」:
いっちゃん、えの、かっしー、たてやん、ちえぞー、てべりす、ともちん

仕事終わりや子育てなど忙しい合間をぬって、数ヶ月にわたってこのイベントを一緒に準備してきたメンバーのみなさん、本当にありがとうございました!


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