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【HUGノート】学びと遊びが交錯する「まなびクエスト」

こんにちは、HUG for ALLのあゆ(スタッフ兼HUGメンバー)です。

今回は、小学校1年生のひなちゃん(仮名)とのオンラインでの「まなびクエスト」の一コマをご紹介します。

目標を設定して3個の引き算を練習

毎月「まなびクエスト」では、子どもたちが学習や生活面でその月に頑張りたいことを目標として立てています。
今月のひなちゃんの目標は、『3個のひき算をできるようになる(◯-◯-◯= のような問題)』こと。ひなちゃんが作ったあみだクジで問題を出す順番を決めて、クエストフレンドが出題しました。
11-2-5=4、10-1-7=2、2+3+7=12…
繰り下がりや繰り上がりをしっかり理解できていて、計算のスピードも早くて、クエストフレンド一同、驚きました!!

かけざんの問題に挑戦!

3個の引き算で、勢いがついたのか「ボクがかけざんの問題を出すよ」と言い出したひなちゃん。まだ学校で九九は習っていないはず…と思って聞いてみると、自信満々に「わかるよ!!」という答えが。
まわりの年上の子どもたちが勉強しているのを見て覚えているのか…と驚きつつ、問題をやってみると、やっぱり難しかったようで「もう終わり!」と言ってかけ算の時間は中断しました。
いろんなことにどんどん挑戦していく好奇心や探究心を持っている一方で、”できない”ことや”間違える”ことに対して、恥ずかしいと感じる気持ちも持っていることが見えてきました。
恥ずかしさが先だってしまいひなちゃんの「好奇心」や「探究心」という素敵な特性が損なわれてしまわぬよう、クエストの時間の中で、”間違えることは大事なこと”、”誰もバカにしたりしない”、という安心感と信頼感を積み上げていければと感じました。

計算の後は、アートの時間

ひなちゃんからのお題は、クエストフレンドそれぞれが異なるテーマ。

  • らいちゃん:『七つの大罪』のキャラクター

  • ゆきたん:『鬼滅の刃』

  • ぴーとも:「なんでもいいから人を描いて」

クエストフレンドそれぞれの、アニメへの詳しさや絵のうまさなど、ひなちゃんなりの大人の特性に当てはめてお題を提示しているようで、その柔軟性と創造性に感心しました。

学びと遊びが交錯する「まなびクエスト」

「まなびクエスト」は、必ずしも”勉強”をするためだけの時間ではなく、その子の良さを伸ばし、学びに向き合う力を育むことに重点をおいています。。子どもたちの目標に向かって一緒に活動をしてもいいし、気持ちが乗らない時には気持ちに寄り添って話をする時間でもいい。学びと遊びが一体となって一緒に時間を過ごすことで、子どもたちとの信頼が深まり、それぞれの強みを発見し、学びに向かう力が育っていくことを、大事にしたいと思っています。


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