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風月 曲制作裏話集

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作曲途中に感じたことややったことなど自らのメモのつもりで始めた制作裏話。わからないことだらけでやっている作曲の悪戦苦闘日記です。
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記事一覧

「はじめての風」制作裏話 #1

のんびり 先月の「雨と霧」はなんとか発表できた。あまりにも詰めこんで曲作りしたので、ちょっとのんびり作ってみたいなぁ。なんて思っていた。のんびりな曲ってなんだろうと思いついたのが、ボサノバだった。 その頃フォロワーのPさんが海辺でお酒を飲んでいる写真を上げていた。いつも山ばかりの私だが、海もいいなぁなどと思うようになっていた。海の木陰でボサノバを聴きながらのんびりする。そんなイメージが湧いてきた。来月はボサノバで行ってみよう。などと軽く決断する。 自分のコレクションの中

「雨と霧」制作裏話 #1

山の雨 前回曲を出したのがボカコレの時なのでひと月以上も前でした。しかもこのボカコレ前もって準備をしていたので、そこまであたふたしていませんでした。ボカコレ終わった後で時間があるので、今回の曲はゆっくり作っていた。 それでも曲は8割方完成していたので、のんびりしていた。そこで仕事のおやすみを利用して3月の24日から何日か山に入る予定を立てていました。車中泊しながら山を登るというただの自己満足の山登り。誰に褒められるわけでもなくただただ自分がやりたいことをやる山登り。あはは

「誘いたい」制作裏話 #1

お願い また制作裏話行ってみよう。もうそろそろあの二人の先を考えてあげないといけないなと思い始める。そうあの二人とはおたくちゃんである。このおたくちゃんの曲「気づいて」とおたくくん「話したい」の曲はかのこさんにファンアートを描いてもらった。これである。 自分が曲を書いたあとだったので驚いたけれど、このファンアートを描いてもらった時にお話がビビビッときました。おたくちゃんシリーズはこの二曲で終わるはずでしたが、もうこのイラストの子たちが脳内で動き出してしまっていました。

「夜が流れる」制作裏話 #1

ゆっくり 今年1月1日、元日に投稿した「選べない」。しかし遊んでいる暇はない。今月19日に「ゆっくりボカロ投稿祭2024夜」がある。日付の変わった0時ではなく、夜の19時スタートだ。だいたい3週間。 確かに今まで3週間ぐらいで曲を作ったことはあったが、なんとなくの下地はあった。しかし今回バタバタしていて何も用意できていない。でも「ゆっくり祭」はなんだかとても好きなお祭りなのです。 特に順位を決めるわけでもなく、BPM135以下の曲をみんなで一斉に投稿して、みんなで聴こう

「選べない」制作裏話 #1

テンポ 前曲「君がすき」を手掛けてから時間が経っているが、なんだか忙しい。あまり忙しいと口にしたくないが、仕事の量も増えてきた。それだけでなくこの時期は花の写真のカレンダーの制作、印刷、発送、などが重なる時期。う~んなかなか大変だ。 でも大変大変と言っていても始まらないのでこういう時は一つずつクリアすればいい。カレンダーの印刷はプリンターくんに頑張って貰えばいい。発送の事務作業も細切れに行えばいい。それでも時間はキチキチなので仕事の帰りが遅くなる。もうとぼとぼ歩くようにな

「君がすき」制作裏話 #1

王道進行 前回の無色透名祭で投稿期限は10月15日だった。ということは少し余裕がある制作ができる。でも、そんな時にメロディーというのは降りてくる。この曲はサビから降りてきた。「すきすきすき君が好き。」もうこのメロディーは自分自身が好きになってしまったので、もうこれで行こうと決心。こんなキャッチーなメロディ生かさないなんてもったいない。 ということでサビのメロディーはすぐ決まった。コードはなんか王道進行が合いそうな気がする。ということで王道進行でいこうと決めた。やっぱり王道

「月は満ち欠ける」制作裏話 #1

No Time 今回なかなか大変な曲作りだった。10月1日に発表した「会えないの」これをもうちょっと早く作る予定だったけれど、やっぱり締め切り近くまで押してしまい結局10月に入ってからこの無色透名祭の曲作りをすることになった。 そんな折に第1週の金曜日までプライベートや仕事で忙しくしてしまい、つぶれてしまった。週末ちょっと粘ってみようと思ったけれど全く出ない。コーヒー飲んでスイーツ食べても出ない。 締め切りまであと1週間しかない、と気付いてしまった。それからはもう

「会えないの」制作裏話 #1

コメント 今回新たに作ったOLちゃんシリーズ。これは先々月の8月曲として出した「そばにいて」の続編である。「そばにいて」はボカコレに出したということもあって、たくさんの人に聴いてもらえた。自分の中ではかなり嬉しい。 その際いいねやコメントもいただいた。本当にありがたい。その中で「ぜひシリーズ化を」というコメントをいただいた。こういうコメントをいただけるとボカロPという人種は張り切っちゃうもので、シリーズ化させようと思った。とはいえ、先月の9月は金木犀で曲を作ると決めていた

「金木犀のかをり」制作裏話 #1

スペース またまた制作裏話である。 今回発表の「金木犀のかをり」のきっかけとなったのは実はスペースで話したことがなのだ。なんとなく好きな花の話になり、花のキンモクセイの話になったときに、実はあのキンモクセイ片思いで相手がいないんですよと話した。 キンモクセイ は中国原産の木で、江戸時代にはもうあったみたいだからずいぶん前に日本に入れられた。でも日本に入れるときに、香りのする雄木しか入れなかった。雌木は海の向こうの中国に置いてきてしまった。 だから男の子だけの世界で気持ち

「そばにいて」制作裏話 #1

ボカコレ 次の8月の曲はボカコレに出すことになる曲だ。いつも1日に出しているが、4日でいい。私は日付の変わる5日の0:00に出すことになる。いつもよりちょっと遅くてもいいのだ。 でもいつも後半時間がなくて困っているので、早めに取り掛かった。早めに取り掛かったのだが、ちょっとお話が長くなってしまった。たいてい話が長いと曲も長い。このままいけば早めに曲が完成し、余裕を持ってボカコレに参加できる。しかし、ボカコレはたくさんの曲が投稿されるので、あんまり長い曲は敬遠されてしまう。

「地球がすき」制作裏話 #1

七夕 今回も始めてみましょう。「地球がすき」の制作裏話です。 先月の魔法使いシリーズの完結、投稿したときの目標の50曲目の到達、と節目の曲になった「魔法が使えない魔法使い」。何とか自分でも曲になったしお話もかけた。ちょっと燃え尽きたわけではなかったけれど、少しお休みをもらった。 久しぶりにLogicに触らないときができた。本当に久しぶりだった。溜まっていた音楽関係の本とか、小説とかを読んで過ごしていた。それはそれで有意義だったけれど、けっこう時間が過ぎてしまった。それから

「魔法が使えない魔法使い」製作裏話 #1

節目 実は今回の曲はいろいろ節目にあたる曲だったりする。まず4年前の6月に初めてミクちゃんをうちにお迎えした。その当時はなんだか勢いに任せて買ってしまったのもあるが、今となってはよく買ったと思いたい。4年も経てば自分なりのミクちゃんの歌唱指導はできるもので、自分のミクちゃんの声は気に入っている。 そして、曲を上げて50曲目である。初めてニコニコに動画を上げたときは曲の制限があって50曲だった。そのときは1曲上げただけだったから、まだまだ先は長いなぁって思っていた。もしかし

「あなたと心つなぎたい」製作裏話 #1

研究 前回4月の分を早めてボカコレの3/19に出した。だからちょっといつもより時間がある。だから今までできなかった研究をしてみる。それはギターだ。ギターで出したい音があるのだ。それはカッティング。チャカチャカしている感じだ。さりげなく後ろでなっているのはかっこいい。ぜひこれを自分の曲に入れてみたい。 そう思ったので研究してみる。Logicでギターの打ち込みをしている人の動画を見てみたりした。内蔵音源を鳴らしたりしたけれどおんなじ音にならない。ぴろ~ん、ぺっろ~んともう何だ

「秘密の魔法の薬」制作裏話 #1

ボカコレ 今年もやって来ましたボカコレの季節です。春と秋にやっているボカコレだけれどいつもなら4月にやっているボカコレが今年は3月です。ひと月早い感じになりました。これで予定が狂ってしまったこともあるけれど、いつも通り4月分の曲を前倒しして3月19日の0時に投稿しよう。 そのためにも、3月1日に投稿した「魔法使いの卒業」は早めに仕上げて時間を取ろうとしていた。しかし3月1日に投稿したということはいつも通りの押せ押せになってしまったということだ。毎月曲を投稿するときの直前は