視聴結果 : 「THE BATMAN」
u-nextで配信を開始した「THE PENGUIN」。
第1話を観始めたのだが、ソフィア・ファルコーネって捕まったんだっけ?といきなり混乱。
「THE BATMAN」は劇場で観たのだが、その後にサブスクで観たドラマシリーズの「GOTHAM」と自分の中で完全にごっちゃになってる。
で、改めて「THE BATMAN」を再履修する事に…。
何故かu-nextは見放題になっておらず、アマプラで視聴。こういう時に複数契約してると便利。
久々に観たが、3時間近い映画なのに苦痛を感じさせずに、次の展開にワクワクさせながら観続けさせるんだから良い映画だと改めて思う。
(因みにソフィア・ファルコーネは出演していなかった…)
まず、配役が素晴らしい。
キャット役のレニー・クラビッツの娘、ゾーイ・クラビッツなんて、自分の大好きなミケル・ハニンの描くセリーナ・カイルの雰囲気そのまま。
間違い無くこれまで映像化されたキャットウーマンの中でもベストだと思う。
バッツに関しても当初発表された時は、その前のベン・アフレックが原作のバッツに非常に近いイメージだったという事もあって、ロバート・パティンソンじゃあ細すぎないか?と思っていた。
しかし活動2年目の「復讐者」として自警活動にのめり込む病的なブルースという役柄にはピッタリ。
それを見守るアルフレッド役のアンディ・サーキスも頼り甲斐があって良い。(まぁ、コレは自分がアンディ・サーキス推しだからかも知らんが…。)
ストーリーも良い。
ゴッサムを変化させるべく活動を行いつつも、「復讐」や「恐怖」という自身の活動のアイデンティティが負の作用として街に影響を及ぼし、更に悪い方向に変化していくという矛盾。
ある意味でダークナイト3部作より暗くて深い内容。
DCヒーローの強みはこういった「暗さ」にあると思う。
トラウマを抱えていたり、自分の存在に苦悩していたり、共通しているのは「孤独」を抱えているという事。
やはり、世界観を共有して助け合う「クロスオーバー」はマーベルに任せて、そういった一人一人のヒーローの「孤独」を深掘りした映画のほうが、DCヒーローの魅力はより伝わっていくのだと再認識した。
この映画と「JOKER」の成功で「DCEU」は一先ずは幕引きとなった。
マーベルと比較されて評価も散々だったし、ヒーロー映画の供給過多に拍車を掛ける一因ともなってしまったが、ただ一つDCEUの功績として「ジャスティスリーグ : ザック・スナイダーカット」という「アメコミ映画の最高傑作」を残せた事だけでも意味はあったと思う。
この「THE BATMAN」も多分続編が製作されるだろうし(隣りのJOKERさんもスタンバッてる事だろうし…)、ココで一度仕切り直して、DCらしい「暗い」ヒーロー映画をこれからは観たいと思ってしまう。
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