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もの音

ものを丁寧に扱う 優しく扱う  
とは思っていても
習慣にある身体がそれを許さないとき

気づいたらキキーッ、バタッ、ドン! 
などと

粗雑な音は世界を緊張させる 
無垢な何かを警戒させる

そうではなく もの音を優しく響かせる 
心地良い挨拶のように 美しい打楽器のように
世界に柔和に溶け込ませる

どうだろう 
そんな感じでものと接し、もの事に向かうのは

奏でる

つまるところ人間に対しても 


と、休みの日の余裕な朝にこそ

ふと思う



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