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【祝】卒業・修了おめでとうございます!北海道大学学位記授与式(函館)

今年も北海道大学学位記授与式が執り行われ、2,423人の学部生と2014人の大学院生が卒業・修了しました。

3月26日(火)に行われた函館での学位記授与式では、上記のうち、190名の水産学部生と、99名(修士92名、博士7名)の大学院水産科学院生が学位記を授与されました。

前年度の様子はこちら


華やぐ函館駅前

会場は例年同様、函館駅前にある「プレミアホテル-CABIN PRESIDENT-函館」
※昨年度からホテル名称が変わっています。
開場前から、看板を前に記念撮影する卒業生たちの姿で華やいでいました。

会場内はコロナ禍前の学位記授与式に!

今年度から約2年振りにコロナ前の運用に戻りました。

式場内に保護者の方も入れるように。
開式前には、水産学部交響楽団による「カヴァレリア・ルスティカーナ」が流れました。
式典中の「都ぞ弥生」斉唱も交響楽団による演奏でした。
指揮をとったのは山村織生准教授。

いよいよ学位記が授与

函館の学位記授与式では、学科・専攻ごとに、卒業・修了される学生の氏名が
一人ずつ読み上げられ、その場で起立します。
全員読み上げられた後、都木靖彰水産学部長・水産科学院長から、総代に学位記が授与されます。
新渡戸カレッジ修了者には山口淳二理事(新渡戸カレッジ校長代理)からお渡し。
博士学位記は寳金 清博総長から授与。総長告示はこちらからご覧いただけます。

都木学部長・研究院長から卒業・修了生へ

式の最後には都木学部長・研究院長から学位授与者に向け、お祝いの言葉とご挨拶がありました。ご挨拶文を一部抜粋し以下に書き起こします。

 さて、先ほど総長は、現代は先行きが見通せないVUCAの時代であるとおっしゃいました。振り返りみれば、この数年間は、教職員も、そして学生であった皆さんも、何が正しいかわからないまま、コロナ禍への対応に右往左往した時期でありました。
 まさしく、現代は先行きが見通せない時代であることを、私たち自身が実体験から感じた、と言えます。

 そして、コロナ禍を経た今、大学のあり方は大きく変化しました。たとえば、ここ函館キャンパスにおいても、テレビ会議システムを利用した授業や、海外も含め、遠隔地にいる学生や研究者との間の研究ディスカッションなどが、ごく日常的におこなわれるようになりました。
 ここで強調したいのは、数年間という極めて短い期間に、これらの変化が急速に起こった、という事実です。
 このような予測できない社会の急速な変化は、今後も続くでしょう。そして、社会の変化に対応して、私たち自身も、柔軟に変化し続けなければなりません。この自分自身が変化し続ける力を持つことこそが、私たちを「成長」させる原動力であると言えるでしょう。
 そして変化し続ける自分を、成長し続ける自分を実現するために、皆さんにはぜひ、これからもしっかりと地に足をつけて学び続けていただきたいと考えます。

 先ほど総長も触れられましたが、北大の学びを支える基本理念は、「フロンティア精神」、「国際性の涵養」、「全人教育」、そして「実学の重視」の四つです。
 この四つの基本理念は、ひとが学ぶ上でどれも重要ですが、私は「実学の重視」こそ、この先行きが見通せない現代の学びにおいて最も重要なものであると考えます。
 「実学の重視」という言葉は、えてして「産業化に直接結びつく応用研究の重視」であると解釈されがちです。しかし、私は北海道大学における「実学の重視」は、決してそれだけではないと思います。
 北海道大学における「実学の重視」とは、頭だけで考えるのではなく、常に現実社会を教科書として学び、そしてたとえ小さな一歩でもいいから、現実的な解を導き出して、それを実行し、人間の社会福祉のために役立てることの大切さを説いたものであると私は考えます。
 このことは、札幌農学校初期から現在に至るまで北海道大学で実践されている、フィールドを重視した教育研究にもよく表れています。皆さんが水産学部・水産科学院在籍中におこなってきた座学や実習、卒業研究や修士課程の研究を振り返ってみてください。それは、今、目の前の海というフィールドで起こっている現象を基本原理から解明し、その原理を人間の社会福祉に応用するためのものであったことに気づくでしょう。
 皆さんが困難に直面して迷ったときには、この「実学の重視」という言葉を思い出してください。皆さんが学ぶべき対象は、常に現実社会の中にあり、そして問への答えも現実社会にあるのです。

 さて、大事なことなので最後に強調します。皆さんはコロナ禍という前代未聞の困難の中、それに打ち勝ってみごとに学位取得という目標を達成されました。これからも自信をもって、自分自身で道を選択し、学び、一歩一歩進んで目標を達成してください。
 皆さんが歩まれる道が光り輝くものであることを祈念して、ご挨拶といたします。

令和六年三月二十六日 
北海道大学大学院水産科学院長・水産学部長 都木靖彰

聞き入る出席者

式典後には恒例の…

函館の学位記授与式の恒例といえば、北水同窓会からのご案内です。

同窓会幹事である髙津哲也教授の力強い案内。
熱烈な同窓会加入オファーに出席者からも笑みがこぼれます。
在学生の皆さんも北水同窓会へぜひ加入を!

卒業・修了おめでとうございます

明日からは新たな道に進まれる皆さん。
皆さんが歩まれる道が光り輝くものでありますように!
卒業・修了、おめでとうございます!

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