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完璧主義の人の満足の感じ方

私は小学中学といわゆる優等生で、成績に関しては何不自由なくくらしてきた。

そんなこともありプライドもそれなりに築いてきた。

そのおかげもあってか私は基本的に完璧主義で生活、趣味、学校、仕事など、何事とも向き合って来た。


私が考える完璧主義とは。

メリットを考えるがなかなか出てこない

・準備に相当に時間をかける

・完璧になれるとまわりからちやほやされる。


一方デメリットは

・達成感が得られにくい

・準備を周到にしないと動けなくなる

・失敗をしないように挑戦しなくなる


など、あげはじめたらキリがない。


今回は達成感が得られないことを書く。

学校など解が定まっている場所、順位がつきやすい場所ではやってこれた。

しかし大学に入ってからというもの、おやおや、なんか様子が違うぞ、と感じ始めることぐらいはできた。就職してからはそれは如実になった。

できないところは見つけては凹み、できない自分を責めた。

改善するところはいくらでも見つかるのにいいところなんてみつけることができなかったし、みつけることができなかった。

あとでわかるのだが、見ようとしていなかった、と。


でも完璧主義なんて性格だしそんな簡単に変えられない、変えられたら苦労しない。ずっとそう思ってたが、ずっとその想いに抗ってもいた。

そんなに簡単に変わらない。その通りだと思う。


今でも完璧主義だが、そんな私でも達成感が得られやすくなった。


それは大学時代、現場に研修にでたとき、講師に言われたことがきっかけだった。いまから10年以上前になる。

そのときも、平常通りに学んできたはずなのに、練習もたくさんしてきたはずなのに、なんでこんなにできないんだと悩んでいた。

“なんでお前らはできると思ってんだ。そんなんだからメンタルやられるんだ。できないところから始めろ。そしてできるところを探す方がよっぽどいいだろ。”


衝撃だった。

でも考えてみれば当たり前なことだ。そういう経験は多くある。

ただ、この世界には当たり前がたくさん転がっているのに、自分のもとに届くことは少ない。

その転がっている当たり前を自分ごととして捉えられる人は少ない。

さらにそこから実践できる人はもっと少ない。


でも講師に言われてから考える習慣をつけることとした。

足し算の考え方


なにもないところから考え始めてみる。

今日はこれができたと振り返る。

毎日できたことを3つ絞り出すようにした。絶対絞り出す。

いいことだけ書く日記などあると整理しやすいかも。振り返るだけでもいい。


絞り出すことはどんなことでもよくて。当たり前のことをできたことにする。

例えば、メールチェックを朝イチでできた、今日のノルマを達成することができた、会議でのプレゼンを終えることができた、客を笑顔にできた、同僚に自分から挨拶できた、、とかなんでもいい。

くだらないなと思うことでいい。むしろそれがいい。

とにかくやってみること。毎日3分もあれば終わる。


そうすることで、自分ができていることは変わっていないのに満足感が得られるようになる。

人ってふしぎだ。

環境によって人は変わるというが、自分が変われば環境を変えることができる。

正確にいうと、

自分が変わると、自分の環境の見え方が変わる。

できないことばかりの環境にいた私が、できることのある環境で毎日を送れるようになった。


それは生活の中でも言えるし、それができるようになると幸福度は上がる。

1日の中で食べたものを思い出して1番美味しかったものを日記に書くだけ。

それだけで、毎日作業のように摂取していただけの食事が

生きている実感に、幸せを感じられるものに変わる。


以上、完璧主義の私の話。達成感の感じ方。

読んでいただきありがとうございました!

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