2024.06.18 大雨のち晴れ

きのうは父の誕生日だった。生きていれば85歳。85歳ってけっこうな年齢だなと思う。84歳で死んだのも決して早くはないのだろう。

「季節のない街 シナリオ」(宮藤官九郎)。
ドラマが先々週終わって、シナリオを夫が買ってきた。シナリオ本がわが家の蔵書に加わるのは初めてなのではないか。
何度見返しても聞き取れなかったいくつかのセリフが判明した。
それにしても、文字に書くとのっぺりとした平坦な言葉が役者にかかるとあれほどのものに化けるということに驚いた。
役者のセリフの解釈や理解の深さがいかに大きな意味を持つかを知った。

薄いからという理由で東京に持っていって1ページも読まなかった「幽霊たち」(ポール・オースター著、柴田元幸訳)を読む。前に読んだことがあるかもと思いつつ読んでいるが、たぶん読んだことはない。
あらためて、オースターは好きだなと思う。

あとは、「真夜中のセロリの茎」(片岡義男)と、「読書百遍」(長田弘)をいったりきたり。長田弘っていつ亡くなったんだっけ?とウィキペディアを見て、弟が青山南であることを知ってびっくり。別にいいんだけど、知らなかったことに驚く、というか。

最近、ご近所関係の行事が続いていたのがひと段落し、暇になると心がソワソワするいつもの癖が出る。
だったら暇にならないように予定を入れ続ければいいのだろうが、それはそれで疲れてしまうのでできず、結果、ただうだうだし続ける。
わたくし、ずっとこの先、こうやって何にもやる気を出さずうだうだ生きていくんかな、とかうだうだ考える。
とりあえず、Tverで「ゆとりですがなにか?」を観ている。ふー。

これから夏の農作業シーズンに突入していく。
あまり気が乗らないけど、作物は育つのでほうっておくわけにはいかない。
体調を崩さない程度にやるつもり。去年、専業農家の友達に言われた、「遊びだと思ってやれ」と。
たしかに私ごときのやる農作業は、農業などととても言えない遊びに違いない。