見出し画像

ローカルとフリーランサーの架け橋となれ!

こんにちは。
コワーキング・コリビングスペース タイ王国タオ島TAOHUB&秋田県三種町のTANEHUBを運営しているMOEです。

この記事はコミュニティマネージャー Advent Calendar 2020の14日目(12/14)の記事です。
昨年から参加させていただいているこのアドベントカレンダー。
昨年の記事はこちら
地方コリビングのコミュニティ術
CUAsiaが私に与えてくれたもの MOEのコワーキング持論

気づけば2020年12月も半ば。。。

今年はコロナ禍によって、何をしてたんだろうと言うくらいに「あっ!」という間に時間がすぎた。実際に何をしていたかと言えば、オンラインの世界に明け暮れ、タイのビザが発行されるのを待ち続け、もうすぐ日本に帰りますと言い続けて何ヶ月も過ぎている。まさかこんな時期までタオ島に残っているとは思っていなかった。

秋田 TANEHUBのその後2020

以前の記事にも書いた秋田のコリビングTANEHUBは、昨夏テストオープン4ヶ月を無事に終え、昨年の今頃はまだまだ興奮冷めやらない感じだった。10月に現れたアメリカ人のマイケルはTANEHUB滞在2日目(いや1日目?)にして僕はここに住む!と言い張っていた。最高に慎重派なマイケルの性格を知った今になって思うのは、一目惚れだったんだなということ。ものすごい勢いのある愛だった。70歳のおばあちゃんに一目惚れしたから僕はあの人と結婚するんだ!と40歳手前のマイケルが意気揚々に語る位なんだと説明し、「いや。まぁ落ち着いてよ。」と半笑いの対応をしていた。

そして今、彼は私よりも早く秋田県三種町民となり、私たちのチームメンバーが私よりも早く、父の土地で株式会社を立ち上げた。私がコロナでタイに足止めをくらい、もたもたしている間に、現地にいる人たちは計画通り動き出した。私が居ないTANEHUBでコミュニティを作り始めている。空き家が50%以上を超えるTANEHUBエリアが活気付くのは容易なことなのか?

フリーランサーはなぜ何もない田舎にも行くのか

答えはひとつTANEHUBがあるからだ。どこだっていいTANEHUBがあれば。沖縄でも北海道でも、神奈川のはずれでも。「日本の田舎はどこも一緒。温泉と自然、美味しいご飯と優しい地元の人、ちょっと変わった工芸品と地元の珍味があればいい。」少し違うだけで、打ち出し方は結局一緒でも通用するのだと時に意地悪く言ってみたりする。
では、何もない田舎に人を集めるためには何をすればいいか。ウェルカム感を出す・面白い人がいる・面白いことをやろうとアピールする・人をつなげる・自由な余白を作る。
そこに、どんなコミュニティマネージャーがいるかだと思う。

コロナ期の大きな贈り物 オンラインの世界

コロナは世界を変えた。そしてコワーキング・コリビングの世界が一般の人に身近な存在となった。ワーケーションという言葉が出てきている。定義なんてどうでもいい。そういう考えが浸透してきていることがただただ嬉しい。

そして、オンラインスタートでコミュニティを作るのが簡単になった。より多くの人がオンラインにコミットしてくれるので、オンラインでイベントをやっても人が集まるようになった。タイの僻地の離島からゆるーい感じでファシリテーターを務めることも許してもらえた。

オンラインイベントの手軽要素
・拡散しやすい
・どこからでもアクセス可能
・当日人数集まらなくても録画で結構楽しめる
・場所代がかからないから経費がほぼない

まだまだあるだろうが、こんなにすごいのにやらない理由はなんだ?っていう程。少人数しか集まらないコアなイベントもやりたい放題だ。世界中がそんなことしてたから、このコロナ期間でオンラインのコミュニティは多彩になり、人々の生活を彩り始めた。

そして、距離を超えた仲間が増えた

仲間・ネットワークは無限に広がる。地方だからの弱みがなくなった。つながりさえすれば、実際の距離感なんて関係ないと思えるからだ。コミュニティマネージャーのつなげる行為がよりやりやすくなった。「リアルまして」(オンラインでばかり会っていて、現実の世界で対面する時のはじめましての挨拶代わりの言葉。本人たちはオンラインで散々会っているのではじめての気がしていない時の言葉。)な出会いが楽しい。

面白いことをやろうとしているなら、まずは仲間を作ることだ。オンラインでもオフラインでも構わないがオンラインでまずは一歩を踏み出してみたらいいと思う。

全国のコワーキングスペースがつながるみんコワ仲間

仲間が欲しいと思っている人は是非みんコワに行ってみて欲しい。24時間無料でオープンしているオンラインコワーキングスペースだ。距離・年齢・職業・趣味を超えて人が集まり、素敵なコミュニティが育っている。仕事やキャリアの話が自然にできたり、知識・経験・職業上のTIPSのシェア、仕事・プロジェクトの紹介などコワーキングスペースならではの人とのつながり・仲間ができているのだ。

フリーランサーの日本の地方での立場は低い

コワーキングスペースでフリーランスの人たちとばかり話していると、キャリアを積んでから自分で全て(ブランディング・営業・会計・他事務処理)をこなすプロフェッショナルだと思っている。また、世の中でフリーランスになりたい人はたくさん居て、憧れられている存在だとも思っていた。なので、秋田のビジネスコンサルタントの方に「フリーランサーの立場を上げるお手伝いをしたい」と言われて驚いた。そうだ、フリーランサーは信用度が薄いんだった。日本では個人のスキルよりも会社の規模が重要視されがち。

画像1

身近なところからやっていこう まずは秋田を伝える

フリーランサーの方と私たちの目線で秋田を伝えていきたい。「大手のコンサル会社が2週間の詰め込み仕事でやるような結果」ではないプロジェクトを作りたい。秋田の仕事に携わったフリーランサーは、秋田に愛情が生まれる。好意がなければ素敵なものは作れない。素敵な仕事はできない。仕事をフリーランサーにお願いすることで関係人口も増えるなんてスゴイじゃないか。なんで今までこんなに少ないんだろう。

オンラインを絶賛しているからといってオフラインを軽視しているのではない。オンラインの仲間がオフラインのローカルの発信をやっていくことによって、より多くの人にその土地の良さが伝わりパワーをもつ。

オンラインで会った仲間とコワーキングキャラバン

秋田のサポートとは別に、全国の配信をしていくことをみんコワの仲間とやろうとしている。全国のコワーキングスペースを訪問しながら、配信していくコワーキングキャラバンというプロジェクトだ。ここからローカルの人とフリーランサーのつながりをドンドン作っていけたらいいと思う。どこかにいきたいと思っているフリーランサーが素敵な場所を見つける役に立ち、一方で何かやりたいけど一歩が出ない方に背中を押すお手伝いをしていきたい。

2021年 ローカルとフリーランサーが各地でつながり色んな化学反応を起こして様々なカラーの配信が飛び交うことを楽しみにしている。

日本の地方って無限大!

年明けにスタートできるように、張り切ってラストスパートの準備です。

まとまりのない長い文章を読んでいただきましてありがとうございました。
もう一個のコワーキングスペース運営者限定アドベントカレンダーにも22日に コワーキング運営を振り返る(MOE 2020)で書こうと思っています。お楽しみに。