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CUAsiaが私に与えてくれたもの MOEのコワーキング持論

こんにちは。
コワーキング・コリビングスペース タイ王国タオ島TAOHUB&秋田TANEHUBを運営しているMOEです。

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この記事はコワーキングスペース運営者たちの Advent Calendar 2019の14日目(12/14)の記事です。

今年初めて参加させていただくアドベントカレンダー。7日にはコミュニティマネージャー Advent Calendar 2019に『地方コリビングのコミュニティ術』を書かせていただきました。

私MOEは2016年1月からコワーキングスペースTAOHUBを始めて来年2020年1月で丸4年となりますが、昨年から日本のコワーキング業界と関わるようになり、たくさんの方とお知り合いになることができました。それ以前の私のコワーキングは全てCUAsia=コワーキングアンカンファレンスアジアという世界中のコワーキング業界の人が集まるカンファレンスから学んだものでした。TAOHUBで会うノマド達、タオ島に住む欧米人と関わり合いながらの私のコワーキング道はつくられていきました。

この記事を書くにあたり補足として書いた
コワーキングを始めたきっかけ&CUAsia2015 も読んでみてください。

CUAsiaが私のコワーキング道場

コワーキングを始めたきっかけ&CUAsia2015にあるように私のコワーキングはHUBUDとCUAsia2015から始まりました。反対にそれ以外は何も知らずにコワーキング業界に足を踏み入れました。CUAsiaで出会った人達といろいろ語りあったことが私のコワーキング道の母体となっていると言えます。

欧米人のノマドをターゲットとするコワーキング・コリビングスペース
・バリ各所のコワーキング&コリビングチーム
 (そんな風にまとめてすみません)
タイ王国ランタ島 KoHub
カンボジア シェムリアップ Aangkorhub
タイ王国バンコク Hubba

どれも今や大人気で100人規模で展開してるような老舗たち。そこのFounderと肩を並べてそれぞれの問題について話せるなんて嬉しい。

海外の田舎コリビングにも展開

また海外ノマドのサポートをするのはタイ王国タオ島であっても、日本の田舎であっても一緒だと思う。
海外にも人口問題を抱える立地でオープンし、そのエリアに貢献しているコリビングスペースがある。

人口問題を抱えるエリアで展開するコリビングスペース
ブルガリア バンスコ Coworking Bansko
スペイン Sun and co

別記事『地方コリビングのコミュニティ術』もご参照ください

コミュニティが何より大切

CUAsiaは「コミュニティという言葉の連呼」だ。もちろん他のタイプの話も熱く語られるが、三日三晩(+2日)みんなと一緒に居て頭に残る言葉はもちろん「コミュニティ」!
CUAsia2019のセッションでは3セッションをかけてDojoBaliの代表Michealが「コミュニティが生まれて・育ち・変化していく流れ」を図にしていたほど、コワーキングにはコミュニティが大切。2−3年かけてコミュニティを作ってから始めたコワーキングスペースもあるほど。
「箱だけ作っても意味がない。建物はどこでもいい。コミュニティが大切だ。」というのはCUAsia2015でバンコクの老舗コワーキングスペースHubbaのAmaritから学んだこと。
それぞれの立地・ターゲットで違った問題・課題を抱え、様々なテーマについて語られるものの『コミュニティ』はいつまでたっても答えがでない、コワーキング業界にとって最大のテーマです。CUAsiaに来ればコミュニティというのをグローバルな目線で見ながら、日本のコミュニティについてもまた見直すキッカケになるはずです。

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CUAsia閉幕後10人弱で泊まったビラのリビングルームで
もう一度コミュニティの図解を広げて熱く語るマイケル

CUAsiaはMOEにとってマラソンの給水所

ビジネス経営者は孤独で長い道のりである。マラソンのようにゴールが決まっていれば踏ん張れるものの、ビジネス運営においてゴールはなく、なかなか分かち合うことのできない孤独なレースをすることになる。結局は自分の弱さとの戦いを強いられることが多い。
私にとってCUAsiaは給水所のような感覚だ。乾ききった喉を潤し、みんなの笑顔をみて自分の疲れとギブアップしたい弱さに打ち勝つための勇気と知恵をもらう。時に何かトラブルが発生した時にはみんなが協力して直してくれ、次に進むための元気ももらえる。毎年会う仲間がお互いの近況を分かち合い、それぞれの悩みを一緒に考え、次の人のためにシェアをしていく。まさにコワーキングなのである。TAOHUBに来れば各種サポートをしてもらえるので楽チン。TAOHUBからの人の紹介だという安心感は異国・異文化の地で過ごすTAOHUBメンバーにとって大きい。同じような環境で生きている同志と共に時間を過ごすことで次の目的地に旅立つパワーを蓄える。その安心感をCUAsiaはコワーキングの世界で生きる私たちプレイヤー側に与えてくれている。

MOEの作るコワーキングがメンバーに与えるもの

CUAsiaが私にとって道場であり、マラソンの給水所であるように、私の運営するスペースはノマドたちの道場であり、マラソン給水所のようになって欲しいと思っている。そして何よりも与えたい感覚はHOMEである。

ノマドやリモートワーカーとHOMEについて語り始めると本当に興味深い。毎年または年に2−3回帰ってくるメンバーがいるTAOHUBだが、彼らは何をもってHOMEと感じるのか。

・人
・場所
・ペット
・食べ物
・自分の持ち物

いろんな要素があり、人によって様々である。

忘れられないHOME論議

HOMEについて語った忘れられない夜がある。
ある人はHOMEはVRバーチャルでもいいと言った。私はそれに対して大反論した。もっと触感的ものがHOMEであるべきだと。
また別の人はそこに居る長さではなく、ワイングラスを買った時にHOMEを感じると言った。それにはすごい共感を覚えた。何を基準にワイングラスを買おうと思うのかは人によって違うが、安いグラスでもコーヒーカップでも飲めるワインだが、ある程度のお金を出しいいワイングラスを自分の部屋に置くと思えるのは、そこに短期滞在の寝床以上の何かを感じたからだ。

私は彼のためにワイングラスを保管しておくようなサービスをしたい。日本でもタイでも。物の保管サービスを提供するかどうかではなく、彼らの小さなHOMEと感じるキッカケをつくるようなサービスを与えたい。

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コワーキング・コリビングのメンバーが求めるもの

TAOHUBは小さな資金から始めた個人営業のコワーキング・コリビングなので資金不足からソファやデスク&椅子、全てが都会のコワーキングスペースの綺麗さとは違う。不動産レンタル業務に追われ、いろんなものであふれ、毎日イラっとするほどオフィスはごちゃっとしている。

でもTAOHUBメンバーはそれに対して全く文句を言わない。あまりにきれいすぎる白いデスクと静まり返ったオフィスを嫌った人が集まってくるからだそうだ。ヒッピーっぽいソファも変えないで欲しいと言われた。

100%のおもてなしサービスではなく、おばあちゃんの家に行くような感覚のゆるさでいい。メンバー1人ひとりにとって道場やマラソン給水所となるコミュニティとHOME感を私たちが提供していくことが私MOEのコワーキング持論です。

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※プログラム詳細はまだ発表になっていない

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