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新たな経験をして変わりゆくマメルリハインコ

動物嫌いなのにやむを得ず私が同居している我が家のマメルリハ・シャルは、主に世話をしている母によると、成長して変わっていったり、何か新たな経験を積んだりすると少し変わると言う。

マメルリハにも転機

人間も進学、就職、海外旅行、身近な人の死などを機に変わることがあるのと同じようにマメルリハインコのシャルもそうらしい。

言われてみれば、昨年私がシャルが頑張って取り組んでいた好物の麻の実が入ったケースを開ける遊びで、シャルの意欲をへし折ってしまったり、先日母が入院した時に私の手を煩わせないよう振舞ったことなどもそれに該当する。

そして、母が退院して帰宅後シャルはまた変わったらしい。それは母でないと分からない内面的変化が主なのだが、目に見える変化は私がいる休日に起こった。

一見変わらないが・・・

シャルは母の入院前と同じように自分で自分のスケジュール(いつ起きて、日中何をして、いつ寝るか)をしっかり決めて、それに合うように母が自分の思い通りに動いてくれないとピーピー文句を言っている。特に朝は機嫌が悪いとわざと水と餌換えのジャマをしている(水入れや餌入れに乗って鳥籠から取り出せないようにする)。前日の夜にあまりかまってもらえなかった時だ。

また母が家事をやった後の午後から最近は籠外活動(=放鳥)ができるスケジュールのため、母が家事をしていないと籠外活動ができない認識らしい。そのため、「家事を終わらせて籠外活動させろ」とピーピー鳴くのだ。

母の入院中、シャルが不自由な生活だったにもかかわらずお利口さんにしていた、という話が夢だったような気がしてしまう。ところが、私が在宅している休日になると「今日はいつもと違う日」と認識し様子が変わる。

鳥嫌いの同居人がいる休日

もともと私がいる日は、「母しか在宅していない日と同じようにはいかない日」とシャルは認識していて、母に遠慮なくピーピー言うことが減っていた。私の存在が母のスケジュールを変え、シャルのスケジュールを変えるからだ。

母の退院後の最近は、私がいるとシャルがまったく家事の催促をしないらしい。言われてみればたしかにピーピー言わなくなった。以前は、どっちかが家事をしていれば鳴かなかったが、今はなぜか二人して朝から身体がきつくて寛いでいても何も言わない。

ピーピー何か言われていたことを言われないのは、地味だが大きな変化だ。母の不在時、シャルが何も文句を言わないことを私が褒めちぎっていたせい?

私が在宅している休日、一通りの家事を終えて母と私がそんな話をしていてもシャルは籠から出たいと鳴かなかった。「いったいシャルはどうしたんだろうね」とシャルの方を見ると、シャルが首を傾けてのぞき込むようにじーっとこちらを見ていた。目つきがちょっと怖かった。

鳴かなくても籠から出たいことには変わりなく、こちらの人間たちの様子を窺い続けていたのかもしれない。今までと違い、黙ったまま。

行動範囲の拡大

籠から出してやると、シャルはいつものように体重計に乗り、鳥用アスレチックで餌を食べ、遊び始めた。ところが、遊び場はいつのまにか移動して鳥用アスレチックではなく、普段シャルが絶対来ない私が主にいる部屋のソファの真横だった。

なぜかそんなところで遊び始めたので、私がシャルの様子を見ていたら、私が座っているソファの縁にぴょんと飛び乗って来た。今まで乗ったことなどない。自分のルーティンを守り、テリトリーからほぼ出ないのに。

母の入院により、シャルが成長して?冒険心を持つのは構わないが、私の場所にテリトリーを拡げないでほしい。

人の変化を見るような不思議な気持ちにさせられた。何をきっかけに人と同様、マメルリハも変わるかわからない。

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