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空気を読んで我慢するマメルリハインコ

我が家のマメルリハ・シャルは、同じ家に暮らす人間を思い通りに動かせると思っている生意気なインコである。その生意気さは賢さの裏返しでもあり、シャルが空気の読み時を間違えないことからもそれがうかがえる。

深刻そうな話の時は黙っておこう

先週から身内に非常事態が起こり、にわかに稲生家は立て込んだ。その状況で先週末の7月21日に身内の一人から母に電話がかかって来た。その電話は決して楽しくはない話をすること1時間に及んだ。

その緊迫した空気を察知したシャルは、その電話中の一時間は静かにしていた。一言も鳴かずに。シャルは過去にもしっかり空気を読んで2時間近く黙って電話を待つことができた。

今回はその半分の一時間だけだがあえて紹介したのは、この時の母の通話相手の身内とシャルは面識があり、シャルが決して好きではない人物だったからだ。特別イヤな目に遭ったとかはなく、これまで私が何か投稿するほどその身内とシャルが絡んだエピソードもないが、シャルとしては少なくともまったく関心のない相手である。

ただし、シャル自身は関心がない人間でも、母が楽しく話せる友人などが相手なら、それはそれでシャルは↑の投稿で紹介した通り気を遣うことができる。この日の身内は、母にとって楽しく話せる存在・・というほどでもないので、もし通話内容が深刻なものでなかったら、絶対に1時間経たずに電話を切らせたはずなのだ。

良い子にしてその電話中は黙っていたシャルだが、終わった途端飛んできて母に色々ピーピー言ったので、電話が早く終わってほしいとウズウズしていたことは間違いない。しかもどうやらその待っていた間にいつものビタミン剤も欲しくなっていたのに準備を頼むのを控えていたらしく、すぐ母に準備をさせていた。

同居人の様子が真剣だから黙っておこう

既に紹介していたつもりで過去記事で検索しても出てこなかったので、書きそびれていたようだが、私が自宅からビデオ通話で仕事の話をしたり、面接を受けたりした時、そういえばシャルはいつも必ず静かにできていた。

私のそのようなビデオ通話中、シャルが隣の部屋にいても、鳴かれたら絶対に鳴き声が入ってしまうが、鳴いたことは一度もない。何ならパソコンから2メートルも離れていない同室にいた時も、鳥籠の中で静かに1時間ほど黙っていたこともある(シャルはその時昼寝をしていたわけでもない)。

シャルが同室にいる状態でビデオ通話した時は、たしか設備の問題でPCを動かせず、シャルの鳥籠を別室に・・と思ったが、いつもと状況が違うことで逆に不満をで鳴き出すかも、と考えてそのままにした気がする。シャルの察する力に賭けたという暴挙(笑)。

鳥嫌いの私とシャルは決して仲良しで良好な関係、という訳ではないし、母ほど信頼関係もないが、それでも私にも気を遣ってくれていた・・のか?

人間同士の間でも空気を読むのが難しいこともある。そう思うと鳥嫌いでもシャルの間違えなさ加減は感心してしまう。

他のインコも実はそうなら、「小鳥は頭が悪い(あまり小鳥を知らない人が持っていることがある印象)」なんて思われているのは失礼な話だね、シャル。

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