見出し画像

マメルリハインコと浄水器

最近我が家のマメルリハ・シャルが、やたらとビタミン剤入りの水を飲みたがった。就寝前に通常の飲み水とは別に母に用意させていたものだ。シャルのルーティンだが、人間側の事情でたまに忘れたりすると翌日は「絶対ビタミン剤入りの水をくれ!」と主張が激しくなる。

しかしここ最近は、そういう場合でもないのに欲しがったり、就寝前でもないのにビタミン剤入りの水入れの設置を要求したりしていた。

引越し前と引越し後の水事情

実は稲生家の引越し前の居住地は、日本有数の「水道水がおいしい」とされる場所である。当時の稲生家は徒歩15分内に県下一の繁華街があるような政令指定都市にあったが、そこの普通の水道水の質が良いのである。

実際、その地域の子どもたちは修学旅行で県外に出た場合、「水道水を絶対飲んではいけない」と指導されるそうだ。居住地の水道水の質が良すぎて、県外でいつも通り飲むとお腹を壊したり、ひどいと洗顔やシャワーで肌荒れすら起こすという。

私自身はそこに引越した際に、水道水の味の違いはそこまでわからなかった。しかし今回現住所に引越した際、歯磨きで水道水を口に含んだ時、そのまずさに絶句した。

質の良い水道水を10年以上使っている内に、それに慣れてしまっていた私の舌は現住所の水がはっきりとそれまでに比べて「まずい」と感じたのだ。

浄水器の設置

途中から前居住地で同居を開始した母も同様に感じており、稲生家は水道水を飲むのをやめていた。しかし料理に使う水のことも考えると浄水器の設置をせねばと思っていたが、この3か月ほどつい後回しになっていた。

そして思えば迂闊であったが、その間シャルにはこれまで通り水道水を与えていたのである。浄水器の設置を検討する段会になり、やっと私たちは「もしやシャルも水をまずいと思っているのでは・・・?」と気付いた。もしやそれでビタミン剤入りの水を前より強く欲しがるようになったのでは?いずれにせよ日中は水道水のみでシャルも背に腹は代えられないので、水道水を飲んでいたけれども。

浄水器を設置し、まずは人間たちが試飲。
む!前より美味しいぞ!
シャルもこれならいけるのでは?!

母がシャルの鳥籠にあった水入れの水を浄水器の水に換えて再度鳥籠に設置した。シャルは母が台所に浄水器を設置したり水を飲んだりしているのを遠くから見えていたらしく、水が取り替えられるのを素直に待ってすぐに浄水器の水を飲みに来た。

くちばしを水につけて上を向いて一口ごくり。
あれ?という感じの不思議そうな目をした。
続けてごくごく追加で二口飲んで満足そうだった。

違いの分かるマメルリハ・・・!
シャルも浄水器の水の方がおいしかったらしい。

そういえば豆苗も新しいものだと大喜びで食べているので、やっぱり新鮮さや美味しさをシャルも感じているのだ。




この記事が参加している募集

最後までお読みいただきありがとうございました!もしある程度サポートをいただけるとnoteのための時間を作れるため、マメルリハの記事に画像が増えて、琅琊榜の記事の更新頻度が上がります。よろしくお願いします。