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几帳面なマメルリハ

我が家のマメルリハ・シャルが、独自の各種ルーティンを守って日々を生活しようとするエピソードなどをこれまでに紹介してきた。そこからも分かるようにシャルは几帳面な性格だと思う。

そんなシャルの几帳面さについて「そこ気にするの?!」となったことがあった。少し遡ること2023年8月末のこと。日中の籠外活動(=放鳥)の時のことである。

母がシャルのために籠外活動時に食べる中型インコ用の餌を鳥用アスレチック内の器に入れてやった。だが、その後鳥用アスレチック内の所定の位置にその器を戻し忘れてしまった。そしてその器はアスレチックがある出窓の上だが、アスレチックである範囲の外に置いたままになった。

その気になれば、そこからでもシャルは中型インコ用の餌を食べることができなくはない。しかしシャルは餌を食べ始めずに鳥籠の扉の前で物言いた気に母を見つめ続けた。

母がシャルの意図に気付かず、2時間(!)ほど経過後、しびれを切らしたシャルはその時母が見ていたカタログのど真ん中に降り立った。その状態で母のジャマをして気付かせたかったのだ。

母はじゃまをしているシャルの様子が、どことなくいつもと違い、ピーピー言わない様子にも何かおかしいなと違和感を覚えた。試しにシャルの鳥籠やアスレチックがある出窓の方へ行くと、そこに置いてある湿度計の後ろに中型インコ用の餌が入った器が置いてあった。母がいるところからは、湿度計で完全に器は見えなかったのだ。

合点がいった母がその器を所定の位置に戻すと、シャルはそこに約2時間前に入れられた餌をガツガツと食べ始めた。

食べたい餌の場所がわかっていて、
食べようと思えば食べられるのに食べない・・・
しかも所定の位置に置いておかないと
食べない・・・

中型インコ用の餌の器が所定の位置に戻されないままシャルが食べたら、床にまで餌の殻が落ちて被害は広がっただろうから、正直助かったと言えば助かったのだが、オレ様気質のシャルが気を遣ったとは思えない。シンプルに「いつもの場所」にないことがイヤだったのだろう。

結果的にシャル様は存外お上品であらせられた(皮肉)。しかもピーピーギャーギャー言わずに待ったのだ。偉いと言えなくもないが、私としてはシャルの性格から手放しでは褒めにくいところである。

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