見出し画像

Mirror mirror on the ・・・~マメルリハと鏡の話①

我が家のマメルリハ・シャルは、籠外活動(=放鳥)中はよく母お手製の鳥用アスレチックにいる。どのようなアスレチックかは過去に以下記事で紹介した。

このシャルの鳥用アスレチックには「鏡」が設置されている。もともとは私が母からもらって使っていた三面鏡なのだが、その後シャルのものとして鳥用アスレチックに設置されるようになり(私としては不本意であった)、シャルが3枚の分かれている鏡の継ぎ目を丹念に噛み続けて切り離してしまった。

初めての鏡

2017年にちょうど1歳になったばかりのシャルは、初めてその三面鏡を前にした時戸惑った。そして正面の鏡に向かって「誰だお前💢」、左側に向かって「なんだ貴様💢」とばかりに鏡に映った複数の自分に対してわめきたてた。もちろん右側の鏡にもだ。三面鏡だから、マメルリハが何羽も映っている!

わめきたてるが、鏡の向こうのマメルリハも攻撃せず同様にくちばしを開いて何か言っている。シャルは鏡の中のマメルリハ(自分)に向かってくちばしを当ててみた。向こうも同じようにくちばしを向けている。でも「カツン」と音がしたただけ。

当時からビビりなシャルだけど、敵(鏡の中の自分)もどうやらこちらに攻撃できないらしい。でもおかしい。触ることもできない。どうにか鏡の向こうに行けないものか。くちばしがダメなら小さく羽ばたいて鏡の向こうへ行こうとしてみた。

バササッ、バササッ、と羽ばたく音と思うようにならず焦るシャルのピピピピッ!ピピピピッ!という鳴き声。

シャルは稲生家で孵化した後、しばらく父親鳥と母親鳥に育てられているので、鏡の中のマメルリハが仲間なのはわかっているはずだった。突如現れた「謎の仲間」に驚き、危険でないか確かめ、接触を試みたのだろう。

鏡の調査

次にシャルが取り組んだのは、鏡そのものを調べることだった。↓の動画はシャルが鏡を調べていた時のものだが、実際はもっと長く調べていて、その時の一部を切り出したものだ。

最後動画がちょっと揺れたのは、鏡の後ろを覗きに行ったのがおかしくて撮影していた私が笑ってしまったから。実際にはそういう問題ではないが、「もしかして後ろに?」と考えてみたのであろうシャルが面白くて、そこまで考え付いたことが賢いなと感心してしまったのだ。

鏡の中のマメルリハとシャル

シャルが鏡を調べた結果、鏡の中のマメルリハはどうやら自分の敵ではなく、脅威ではないと最終的にシャルは判断した。でも鏡の中のマメルリハへの興味が強いので、母はそのまま私のものだった三面鏡をシャルの鳥用アスレチックに設置した(もう一度言うが不本意だった)。

それ以来、籠外活動のたびに鏡を調べ、鏡の中のマメルリハに触れないか確認していた。そしてこの後、ここまでシャルが鏡に興味をもった理由について、ある可能性に気づきちょっと切ない気持ちになった。

詳しくは次回に。

この記事が参加している募集

最後までお読みいただきありがとうございました!もしある程度サポートをいただけるとnoteのための時間を作れるため、マメルリハの記事に画像が増えて、琅琊榜の記事の更新頻度が上がります。よろしくお願いします。