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マメルリハのウェザーニュース①

鳥嫌いの私がやむを得ず同居している我が家のマメルリハ・シャル。最近はシャルについて悪口めいた調子で書きすぎたので、今日はきちんと良いところを伝えていこうと思う。


過去の記事で軽く触れたこともあったが、実はシャルは雨が降り出す直前にそれを察知して人間にお知らせできるマメルリハである。私がそのスペシャル?アビリティを認識したのは約2年ほど前である。2021年8月1日の記録を見つけたので、以下に清書した。

洗濯物取り込んで!

休日の昼下がり。
「もうすぐ雨が降るみたい」とスマホの天気予報をチェックしていた母が、洗濯物を取り込むかどうか考えていた。その数分後、鳥籠にいたシャルが急に強めに鳴き出した。

ピピピピピー!キキッ!

母は「シャル、雨が降り出したの?」とシャルに聞いている。シャルの鳥籠のそばの窓から外を見ると、灰色の雲がひろがっているもののまだ雨は降っていなかった。

「もしかしたら北側はもう降っているかも」と母は、北側にあるドアからアパート(今年6月に引越すまで住んでいた所)の廊下に出るとちょうど雨が降り出した。すぐに大粒の激しい雨に変わった。私は母の指示でシャルにごほうびの麻の実をやった。

この少し前頃くらいから降り出す前にシャルが「雨がもうすぐ降るお知らせ」をするようになったらしい。たしかにこの日は、シャルが鳴いてから雨が降り出すまでの間に洗濯物を取り込むのに十分な時間があった(母のスマホの天気予報の方が早かったが)。

その後も私がいる時にスマホの天気予報より正確に早く教えてくれることもあった。何で判断しているのかはわからない。雲の様子?湿度の感じ?野生だったことはないけど野生の勘?

とにかく稲生家の洗濯物は、たびたびシャルによって雨の被害を免れた。人の役に立つマメルリハとしてシャルはこの頃レベルアップしていたのだ。

なーんだ

シャルがただ雨が降ることをお知らせしたいだけじゃなく、洗濯物を取り込むよう言っているであろうと考えられる根拠は、以下のエピソードである。私がシャルのスペシャル・アビリティを認識してからまもない別の日に「雨が降ってる!降ってる!」とうるさくシャルが鳴いていた。

雨が降る前から鳴いていたが、母がベランダに行って洗濯物を取り込まないからである。でも母は雨が降ると知っていたので、最初から洗濯物を外に出さず別の部屋で除湿器を使って乾燥させていた。

それを言葉で説明してもシャルが納得しないので、母は仕方なくシャルを洗濯物が干してある別室に連れていって、洗濯物がどうなっているのかを見せた。

洗濯物の状況を一目見たシャルは、サッとその場から飛び去って後は黙った。飛び去り方が母の目には「チッ、なーんだ」というばつの悪そうな様子だったらしい。

ちなみにシャルの鳥籠が当時設置されていたところからは、ベランダに洗濯物があるかどうかも見えないし、室内干しの場所も見えない。母が洗濯物を干しているところは見えていたはずだが、その時シャルは寝ていたのか、たまたまその様子を見ていなかったのだろう。

予報失敗

その翌々日のこと。
17時頃に激しいお天気雨が降った。空は明るいのに雨粒は大きくたたきつけるようだった。これにはシャルもびっくりしていた。

このお天気雨は事前にお知らせできなかったシャル。洗濯物が多少濡れてしまったが、仕方ない。ここから判断すると、シャルは空の様子、雲の様子は判断基準なのだろうか。でも、ほんとにいったい何で察知しているのだろうか。

次回は、引越し後このアビリティが発動しなくなった話を書きます。

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