わがままを控えた？マメルリハインコ

季節の変わり目で先週末に稲生家の人間たちは風邪をひいてしまい、土曜は投稿をいつも通りにできなかった。「『琅琊榜』で学びたかった中国語」をお読みいただいている方には申し訳ございませんでした。

人間たちがダウンしたことで、いつも通り（強い自己主張をする）でいられなかった我が家のマメルリハ・シャルの様子を今回は紹介したい。

籠外活動できなくても我慢

普段のシャルは、最近の投稿でも触れたように世話をしてくれる母に対して細かく要求を伝えてくる。そして思い通りにならないと思い通りになるまで鳴き続ける。

しかし先週末の9月28日午後、私は不在（調子が戻らないままやむを得ず仕事に行った）、母も風邪薬を飲んで寝込んでいたので、シャルは一羽でおとなしくしていたようだ。

普段なら自分のタイミングで籠外活動（＝放鳥）をするシャルだが、人間たちの様子が「普通じゃない」と察して籠外活動を要求せず、おとなしく鳥籠で一羽で過ごしていた。寝込んでいる母のことも起こさなかった。いつもの「昼寝」とは思わなかったらしい。

母が風邪薬で深い眠りに入っていて気付かなかったタイミングもあるだろうが、夜になっても何も要求せず、就寝前に鳥籠にカバーをかける時も怒った様子もなかった。

朝は自分のタイミングで人を起こさない

翌9月29日朝。
体調不良に仕事の疲れが上乗せされた私と風邪が治っていない母は、やはりいつもの時間には起床できなかった。だがシャルに起こされもしなかった。

外が明るくなってきたのが分かったり、母が起きる前に寝がえりを打っただけで「ピピッ！」と鳴いて、人間の安眠を日々妨害しているあのシャルが！

前日もずっと鳥籠で不自由な思いをしてストレスをためているであろうはずなのに不用意に私たちを起こさなかったのだ。正直、ありがたかった。

でもテレビはつけて！

人間たちがついに起床して、前日よりは体調がマシになった母がシャルの朝の世話をした。この時もシャルは、前日の不満を母にぶつけたりせず、おとなしく水と餌の交換を待っていた。ところがその後、シャルは鳥籠からずっと呼び鳴きをしている。

うるさいので私が様子を見に行くとシャルは朝ごはんも食べず、鳥籠内上部の定位置で何かを訴えている。シャルの視線や状況から「テレビか？！」と思った私は、まだついていなかったテレビをつけた。

するとシャルは、さっと餌入れの所に下りて行き、餌を食べ始めた。
テレビを見ながら？聞きながら？
朝ごはんを召し上がりたかったのですかシャル様は💢？

普段のシャルは、朝ごはんや毛繕いの後にテレビがついていないと人間につけさせている。だがこの前日は籠外活動だけでなく、シャルの気晴らし・テレビもおあずけだったので、少しでも鳥籠をエンジョイできるようにしたかったのかもしれない。

インコにテレビはよくない、テレビを遠ざけると問題行動が治る、と聞いたことあるけど、シャルは好んで多少嗜むんだよな・・・テレビをつけろと言っていると分かった時はちょっとイラっとしたが、前日からこの日の朝にかけてのシャルの態度を思うと鳥嫌いの私の「イラっ」もすぐに引っ込んだ。

そして私はこの日が日曜だったので、戦隊モノの映像を付けておいたのだった（マメルリハが幼稚園児並みの知能であること＆カラフルな映像を好むことを踏まえた選択）。