マメルリハと2泊3日のお留守番③~お迎え
引越し先の内見を済ませ飛行機で帰って来た私と母は、預けていた我が家のマメルリハ・シャルを迎えに動物病院に向かった。病院で2泊3日過ごしたシャルはどんな様子だろうか。
預けに行った日のシャル↓
動物病院の待合室
土曜日夕方の動物病院の待合室は混みあっていた。たくさんの犬、犬、犬、犬、犬~!(パニック)小型犬ばかりとは言え、動物嫌いには怖すぎる空間だった。
シャルが来るのを待つ時間はすごく長かった。向かいに座る犬の飼い主は、愛犬を抱いているのだが、軽く抱いているだけで押さえていない。ちょっとジャンプすればこっちへ来れそうじゃないか😭大丈夫なんだろうけど………
早く!早く!シャルーーー!!
こんなにシャルの顔を見たかった(そして動物病院から脱出)したかったことがあっただろうか。混みあっているためか、看護師さんたちも忙しそうなので、なかなかシャルは来なかった。
尻を向ける
ついにシャルが運ばれてきた。連れて来てくれた看護師さんが言うには「ちゃんとご飯を食べてましたよ」との事。前回(3年半前)の動物病院のならしお泊まりの時は、一晩でシャルは体重を3g失ったので、食べていたならとりあえず良かった。預ける時の看護師さんは、他の小鳥を預かった時によく「体重が減った」と後で飼い主さんによく言われると言っていた。やっぱりどの小鳥も不安や悲しみで食べ無くなるんだな。
私たちは鳥籠にかかっていた遮光カバーを取ってシャルの様子を確認しようとした。するとシャルはお尻をこちらに向けていた。しかもその尻にはシャルの「落とし物」がくっついている・・・
鳥のお尻がそういう状態の時は弱っていると聞いたことがあり、一瞬ぎょっとした。でも、動物病院にいたわけだし、具合が悪いはずはない。よく見たら「落とし物」の状態は、シャルが健康であることを表すものだった。
シャルがお尻を向けたまま向きを変えないので、鳥籠の別の方向からシャルの顔を見た。シャルの目は大きく見開かれ、真っ黒でギラギラしていた。
あ、ブチ切れてる
声も出さずにシャルは激怒していた。預ける時はそんなに悲しんでも怒ってもいなかったのに。「前みたいに一晩だけ」と思っていたら二晩だったから「聞いてねえよ💢💢」と怒っていたのかな。ちゃんと日本語で説明したけどな!「落とし物」がついたお尻は新手の「ク○くらえ」だったらしい。
道端で吠える
シャルを連れて来てくれた看護師さんにお礼を言って、もう一度鳥籠に遮光カバーをかけて帰途についた。動物病院を出ると、
ピッピッピッピッピッ!
ピッピッピッピッピッ!
ピピッ!!ピピッ!!ピピーーーッッ!!!
さっそく小言が始まった。いや、夕方で交通量の多い道路を歩いていたので、絶叫が小さく聞こえただけか。
長いよ!
ひどいよ!
全然迎えに来ないんだから!
母と二人がかりでシャルに「ごめんね、一羽ぼっちで待ってて辛かったね。でも偉かったよ、シャル。」などとなだめた。周りに歩行者はいなくて、車ばかり走っていて、道行く人にこのやり取り聞かれなくてよかった。
不可解な落とし物の理由
家に着くとシャルは3日ぶりのシャバ(屋内での放鳥)を楽しんだ。その頃には機嫌も直っていた。経験値を積んだマメルリハの立ち直り早い。体重は2g減っていたが、まあ仕方ない。
シャルの放鳥中に鳥籠に設置した弟と母の写真の状態を私は確認しようとした。初見では威嚇したが、動物病院に預けられる時に出したら威嚇せず鳥籠に設置してよくなった写真。
写真はまったく傷んでいなかった。
写真の縁を噛んであってギザギザになったりもまったくない。写真は餌入れのそばにあったのだが、餌の殻を割ったゴミなども付着なし。
そして餌入れの縁にシャルがとまって餌を食べる時、ちょうどシャルの尾羽は鳥籠の止まり木にかかるような位置にある。ちょうどその止まり木の場所に普段よりたくさん「落とし物」が付着していた。つまりその場所にシャルは長くいたということ。
シャル、きっと写真眺めてたんだ・・・
そうなると、お尻に落とし物が付着してたのも納得である。さびしかったんだろうな。態度にはまったくそんな可愛げはないけれども。
シャルの尻にくっついていた「落とし物」は翌日には、自然と落ちて無くなっていた(私が歩く床や畳の上に落ちてませんように)。そして写真はずっと鳥籠内に置かれ続けている。もちろん保存状態の良いままである。
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