生意気なマメルリハの豊富なコミュニケーションスキル
2022年6月1日。
今年の上半期最後の月だ。時の流れが早くて怖い。来月には我が家のマメルリハ・シャルも6歳である。冒頭画像は6月1日当日に撮影。このお気に入りの遊び場にいる時は、最近撮影NGを出さない。換羽で頭部がツンツンしてご機嫌斜め気味なのに。それにしても目がでっかい。
この日だけでシャルはこれまでに培った豊富なコミュニケーション手段を駆使していた。
この餌を食べさせろ
午前中の籠外活動(=放鳥)の時、シャルは鳥用アスレチック周辺を盛大に餌類で散らかしていた。シャルのお世話係である母が、うんざりしながら片付けようとすると、散らかっている餌がすべてシャルが好きだけど自分のくちばしで割れない餌だった。
上の記事の「この餌を食べたい」に出た中型インコ用の餌だ。あれ以来シャルは、その餌を母に頼んで伝われば割って食べさせてもらえると理解しているらしい。
そこで状況を察した母が、シャルが落としていた例の餌を割ってやると、シャルは鳥用アスレチック内を瞬時に移動し、母のところへ食べに来たのだった。
かつての記事の段階では、割ってもらいにシャルが母の所へ来たり、目で伝えたりしていた。今回は察して割っておけと言わんばかり。伝え方が生意気すぎる。
ク〇くらえ!
そんな風に自由に籠外活動をしていたシャル。
今度は母にかまってほしくなり、畳に寝そべりながらテレビを見る母の脛に無断で乗って来た。
ちょうどこの時、人間たちは3時にお茶をして一息ついたものの、瞼が重くなっていた。母もシャルの相手をしてやる気力がなく、シャルに言った。
「シャル、悪いけど1回(鳥籠に)帰って。私たち少し寝るから。」
そこで私がシャルを鳥籠に帰そうと立ち上がり、母の脛に乗っているシャルの所(約1.5メートルの距離)へ近づいたら、シャルは私の手を逃れて鳥用アスレチックに逃げて行った。
その鳥用アスレチックでは、私が上からシャルを掴もうとすると、シャルが手をひどく噛もうとして捕まえられないようにされた。今度はシャルの足元に指を入れて無理やり指に乗せようとすると、シャルはそれを阻むため低く腹ばいの体勢になって私の指をつついて抵抗した。
完全にシャルが戦闘態勢になったので、あきらめて振り返ると、ついさっきまでシャルがいた母のジーンズの脛部分に何かついていた。
落とし物である。
かつて以下記事で紹介した反撃をすでに行っていたのだ。
要は帰りたくない!のである。シャルは自分に向けられる「帰る」という日本語の意味は理解している(確信をもってそう言える理由はまた別の機会に。たぶん書いていないはず。)。
ク〇くらえ!を文字通り行うマメルリハ。
生意気すぎて、もはやかわいくない。
まあ、私は鳥嫌いだからシャルをかわいがったことはないのだが。
起きろー!
鳥籠への帰還命令を無視されたが、眠いものは眠い。人間たちはシャルを放っておいて、30分の昼寝をすることにした。
一度薄目を開けて様子を確認すると、シャルもおとなしく鳥用アスレチック内で遊んでいた。シャルは人間たちが自分を見ていない時、行動範囲がなぜかいつも狭くなる。経験上私たちが起きるまで鳥用アスレチックから出ないと判断して眠った。こちらとしてはありがたい。
ところが我々の眠りはタイマーが鳴る5分前に強制終了した。シャルが羽ばたく音がして、ぼんやりと目を開けると、シャルは鳥用アスレチックから回っている扇風機の上に移動していた。こちらも最近のお気に入りの場所である。しかもそこで扇風機の羽の後ろの軸の部分に落とし物をするので、やたらと扇風機を分解させられることになる。
私はそれがものすごく嫌なので、「ダメだ、シャル!そこに乗るんじゃない!」と寝起きで朦朧としながら言った。するとシャルは甲高い声で鳴いた。
ピーーーーッ!ピピーーーーーーーーッ!!
私より深い眠りだった母も起きた。
してやられた。
母はシャルの鳴き声で目を覚ます。
私には私が嫌がることをすれば起きる。
鳥用アスレチックから呼び鳴きしたくらいでは、二人とも起きない。
少なくとも私が鳴き声を無視して起きない。
だから、扇風機の上で鳴けば両方たたき起こせると思ったようだ。
お気に入りの扇風機の上にいたかっただけかも、とは思えない。
それなら黙って扇風機に乗っているはずだ。私に気づかせない。
今回はたまたまシャルの羽音で先に起きたが、本当は扇風機の上で鳴いて気を引き、私たちを両方起こす気だったと思う。
私に扇風機から追い払われたシャルは鳥用アスレチックに戻った。母がシャルに「扇風機のところに行けば瀬鴉が嫌がって起きるの分かったの?」と聞いた。ピッと小さくシャルは返事をした。絶妙なタイミングと音量だった。
「そう」とでも答えたのか。
5歳も残り1ヶ月あまり。
良く言えば成長したシャルの集大成みたいな日だった。
鳥嫌いの感情としては、生意気すぎてもうヤダ(´・д・`)
最後までお読みいただきありがとうございました!もしある程度サポートをいただけるとnoteのための時間を作れるため、マメルリハの記事に画像が増えて、琅琊榜の記事の更新頻度が上がります。よろしくお願いします。