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6歳になったマメルリハ

我が家のマメルリハ・シャルは2016年7月某日に当時の実家に設置されていた巣箱で孵化した。8月になったので無事6歳になった計算である。そしてその内の5年をこの動物嫌いで鳥嫌いの私と同居している。お互い辛い。

身体的成長と精神的成長

足が悪くて、畳の上を走っただけですぐにずっこけてひっくり返っていたのに、こけることすらほとんどなくなった。飛行能力もすっかり向上し、ジャンプするには遠くて、飛ぶには近すぎる30センチくらいの距離も上手に翼を一瞬動かして移動できるようになった。体重も30~31グラムをキープ。

精神的にも大人になったなと思う。
例えば・・・

↑の記事で紹介していた2~3歳頃のシャルのルーティンに「夜に私が仕事から帰宅したら籠外活動」というものがあった。この記事では、私が食事を終えた瞬間を見計らって鳥籠から出せ、と合図されたと書いたが、きちんと私の食事が終わるのを待てるようになったのは、ある程度シャルが成長してからだった。

最初のうちは、「私の帰宅=籠外活動」とシャルはシンプルに考えていたので、「出せー!出せー!」と私の夕食中鳴き続けられてうるさかった。そしてタイミングを見計らえるようになっていき、現在では私が休みで、母共々在宅中は、私たちの昼食が終わったタイミングでピピッと鳴く。しかも最後にお茶を飲み終えて湯のみを置いた途端、という絶妙なタイミング。

シャルは、人間たちに言ってみてもしょうがない時は一旦あきらめる。でも確実に人間に伝わって自分の思い通りにできる瞬間を見定めようと日々観察を怠らず続けている。その観察眼は、ほとんどいつも家で一緒にいる母の行動パターンもしっかり捉えていた。

より賢く生意気に

2022年7月30日は、雨が降ったりあがったり、そしてまた晴れたりを繰り返している日だった。シャルの起床後で最初に雨があがった時、急にシャルは鳥籠に帰ろうとした。母に鳥籠を閉めるよう催促までする。

母が夕方に外の洗濯物を見たから、洗濯物を取り込むために窓を開けると察して帰ると言い出したことのあるシャルなので、この日は逆に洗濯物を出すと思いこんで、シャルが帰ろうとしていると母は察した。実際に母がお天気次第で洗濯物を外に出したり、中に取り込んだりしているのをシャルは理解している。

しかし、この日はまた雨がふることがわかっていたので、母はシャルに一応洗濯物を外に出さない事、窓を開けないのでシャルが鳥籠に戻る必要はないことを説明した。さすがにそこまではシャルに伝わらず(伝わっても怖い!)、仕方なく母は洗濯物を一つだけ出し、それでシャルを黙らせたのだった。

案の定また雨が降り出したが、急なザーッとした雨が降り出したのに、シャルは教えてくれなかった。(実はシャルは洗濯物を外に出している時に雨が降ると教えてくれる。この話はまた別の機会に。)シャルを黙らせるために唯一出していた母の服はすっかり雨に濡れていた。

「雨があがったから、洗濯物を出せるよ。だから1回帰るよ!」までしたのに、私たちがちゃんと洗濯物を出さなかったからその報復だったりして・・・生意気がすぎる。

体重が増えなくて心配されていた幼い頃のシャルが、すっかりたくましく賢くなって・・・という感慨深い気持ちになれないほど、よりふてぶてしく、より生意気に「成鳥(長)」しているようである。人間に換算すると30代らしいから、そんなものかもしれない。え?同年代??やだねー!

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