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秋のマメルリハ

涼しさを感じる季節になった。
シャルの換羽もあらかた終わり、全体的にモフモフとした感じになった(画像では分かりませんが)。


ビニールカバー

マメルリハは、エクアドル原産なためか寒いことが苦手である。我が家のマメルリハ・シャルは横浜生まれだが、やはり寒いのは苦手である。今年は少し早く10月9日に鳥籠にかける防寒用ビニールカバーを出した。

今年も出されたビニールカバーを見て「ピピッ!ピピッ!(それだよ!それ!)」と言わんばかりに鳴いて喜んでいた。

鳥嫌いの手で足を温める

毎年のことだが、涼しい季節には一度私の手に乗ると自分からシャルはあまり降りようとしない。私の手の表面温度が高いので、シャルが乗るとシャルの足が温まるのだ。実際、手に乗せてすぐはシャルの足がちょっとひんやりしているように感じる。

ただ、シャルが私の手の上である「失敗」をすることがある。最近、これに関する過去の記録を見つけた。2021年10月24日、シャルが5歳だったころのことである。

やってしまった

(当時の職場で)私は20時前後に帰宅していたが、この日は帰宅したらまだシャルが起きていた。少し前からシャルの就寝は早くなり、20時前には籠に就寝時のカバーをかけさせていた。(シャルが母に指示する!)

シャルの就寝時間の目安は、私が帰るコールを母にしてから、帰宅するまでの間。シャルからすると自分に構わない私など顔も見たくないらしい。その頃以前より私の帰りが遅くなりがちで、帰ってから私がシャルにかまえなくなっているのを根に持っているのだ(ちなみに2023年秋時点でも尾の状況は続いている)。詳しくは以下エピソードで。

しかし、この日は珍しく帰宅後私とシャルは顔を合わせたのだった。私は食後一息ついてシャルを指に乗せようとした。最近かまわな過ぎて懐かなくなったシャルはそれを拒んだが、無理やり乗せると、シャルは「あ!」と何かに気づいた顔になった。おそらく

「あ・・・温かい!」

気温が下がりつつある頃だったのでシャルの足は冷たく感じた。私の指(手)が温かいことに気づいたシャルは、そのまま私の手に滞在し、左手親指の付け根付近を定位置として毛繕いまで始めたのだった。その場所だと、親指の付け根で足が温まり、人差し指側にシャルのお尻も当たって温まるらしい。

毛繕いでシャルの身体から出た粉をごみ箱に払い落とすため、一度シャルを膝に降ろしたが、払い落とし終わった手にまた乗って来て元の定位置に落ち着いた。

保温として私の(手)の価値を見出しようだ。

ここまでは良かったが、すっかり下半身がぬくぬくしたのでシャルは「落とし物」をしてしまう。その始末をするために手から降ろしたのを機に、完全に温まったらしく「おやすみなさい」になった(=自分で寝ると主張)。

生意気が過ぎるが、この時重大なことに母が気づいてしまったので許してやろう。それは私の手に乗りながらシャルが毛繕いしている最中に判明したが、シャルは頭部にすこし毛の薄い所がある。その位置が母の記憶ではシャルの母親鳥と一緒なのだそうだ。

遺伝とは恐ろしい。

気を遣うことを覚えた

約2年前の私は、シャルが私の手で足を温めた挙句、「落とし物」をしたことを相当恨めしく思ったようだ。しかし昨年の記事で紹介した通り、成長したシャルはちょっと気を遣ってくれたのだった。

結局、手の上より困るジーンズの上にやってしまったのだが、「落とし物」をしても怒られない場所へ間に合えば飛んで行くこともできる場合もある。

毎年同じ季節が来ているが、シャルが成長した分エピソードが増えている。

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