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お店で学んだこと「決めつけ=思考停止。」
干杯!
昨夜は、お店に立ちました。最近回数は減りましたが、週1程度で立っています。
お店では黄酒を中心に中国酒のご注文をいただくことが多いです。といっても、特にゴリ押ししているわけではありません(笑)中国酒中心のラインナップなので当然といえば当然かもしれません。
でも、昨夜はノンアルコールドリンクだったり、ワイン持ち込みのお客様中心だったので、「今日は中国酒の出番はないかな〜」と思いながら仕事していました。
しかし、コースもメイン料理に入った終盤、ワインを持ち込みされたお客様がポツリと一言。
「紹興酒、飲もうかなぁ」
お二人様でワイン2本飲まれていたので、もうおしまいだろうと完全に油断していました・・・。
そこからは
僕「ウチは紹興の酒だけに限らず、中国各地の地酒を置いてて」
お客さん「え?紹興酒って・・・紹興っていう場所があるの?!」
僕「あ、そうなんです。紹興ってここにあって・・・」
と、プチ中国酒入門セミナーがスタート笑
黄酒を中心にいくつかの中国酒を飲んでいただきながら、酒トークに花が咲きました。
お客さん「なんでそんなに中国酒に詳しいんですか?」
お客さん「中国人の彼女さんでもいるんですか?」
そんなことを言われながら(いません)
途中、「よかったら飲んでください」とお持ち込みされたワインをいただいてしまいました。そしてシェフも混ざって、干杯!
![](https://assets.st-note.com/img/1714460858347-chw8EtvDKa.jpg?width=800)
中国酒は、オーソドックスな紹興酒もお出ししつつ、とても個性的な味わいの銘柄もセレクトしました。
その結果
「中国酒、おもしろいな!」
「楽しい!」
こんな嬉しい感想をいただくことができました。
僕がお店で働いて嬉しいのは、「楽しい!」という感想をいただけたとき。「楽しい」って「美味しい」の上位互換みたいな言葉かなと思っています。
「料理も美味しいし、酒も美味しい!」とおっしゃっていただけたら、自分がその日お店ににいる理由が生まれたように感じられて、僕も帰宅後のお酒がいつも以上に美味しくなります(笑)
それが自分の携わっている中国酒で演出できたなら、尚更です。昨日はそんな夜でした。
そのお客様には結果的に中国酒にとても興味を持っていただき、その場で僕の本までご購入いただきました(本当にありがとうございます。。。
帰り道、歩きながら反省しました。
「中国酒の出番はないなんて、決めつけちゃダメだな」と。
決めつけたら、思考がそこで止まってしまいます。お客さんが何を求めているかを考える思考が。
昨日みたいなケースはレアですが、お店は何が起こるかわかりません。油断せず、柔らかな視点を持って立ち続けたいなと思います。
主に中国酒にまつわる活動に充てさせていただきます。具体的には中国酒関連のイベント開催費や中国酒の研究費、現地への旅費、YouTubeの制作費用などです。お力添えを頂けたら嬉しいです!干杯!