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大きな机を安価にDIYしよう

なんの趣味にしても、いろいろな事をしようとすると大きな机があるに越したことはありません。

道具の手入れや工作、地図を広げて予定を組み立てたり、また、机が大きければ、趣味のものを広げたままで、机の空いたところでご飯!ができたりします。

複数の作業を同時並行して進められるのです。

しかし、一般的に販売されている大きな机の天板サイズは、せいぜい150cm x 70cm程度。流通サイズが販売価格を直撃する関係から、どうしてもこうなってしまい、これよりも大きなサイズはいきなり値段があがります。

というわけで、安価にDIYします。
目標サイズは畳一畳分。
畳一畳は1820mm x 910mm。
つまり、ベニヤ板一枚分。


奥行90cmというところもポイント。その理由はこれ。

■机の奥行によってできること
 奥行30cm:いわゆるカウンター。ちょっと食事をしたり、作業をしたり
 奥行45cm:一人分の作業机。両側から使うのはかなり厳しい。
 奥行60cm:なんとか両側から使えるようになる。また、片側からA4サイズ2枚が入るため、奥側に資料を広げて手前で作業ができるようになる。
 奥行90cm:A4サイズが3段入る。奥2段を資料置き場にして、手前で作業だったり、反対側で食事など違うことが同時にできる。

そして、まずは完成品から。

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荷物てんこ盛りですみません。
180cm x 90cmのテーブルです。
ちょっと豪華にした(後述)ので合計1万円くらい掛かりました。

ねじも打てるので、コーヒーグラインダーを天板に留めつけています。
万力などをとめても良いですね。


1、机の材料

天板:シナランバー板 21mm厚
表面保護塗料:オスモオイル(ワンコートやオパークシリーズがおすすめ)
脚になるもの:普通の椅子で使うなら高さ70cm前後がおすすめ。ソファの前で使うなら60cmくらいでも良いです。お好みで。

シナランバー板は広く流通している板材料です。お近くの工務店さんや木材屋さんであれば、まず在庫を置いているレベルのもので、抱えて帰れば送料無しで手に入るかも。

厚み21mmだと少ししなる程度ですが、気になるなら厚み30mmのものもあります。ですが、クッソ重くなるので気をつけましょう。

また、ホームセンターではきちんとした規格品で無い場合があり、板が反ったり剥がれたり、接着剤が悪いものだとシックハウスになる可能性もあります。F☆☆☆☆とかJIS規格とか確認しましょう。
失敗してしまうと、サイズが大きいので処分にお金が掛かります。悲しい。


そして、天板の端を色々と加工すると雰囲気が変わります。
例えばこんな感じ。
天板に枠を回してもらったのです。これは大手(おおで)という部材。

15mm幅の大手にしてもらったとき↓

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5mm幅の大手にしてもらったとき↓

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机の印象が変わりますね。
シナランバー板は小口を処理しておかないとボロボロになってしまうのでなにかした施しておきましょう。

最安の手段はこれ。
小口に建築塗装用パテを刷り込んだ後に油性ペンキ仕上げ。

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シンプルで安い。

というわけで、天板は何とかなりました。


2、天板の表面仕上げ

作業机ですから、ワイルドに無塗装でも良いですが、すぐに汚れます。
安牌はオスモオイル。オイル塗料の中で一番値が張りますが、保護成分副有料が多いため、最も丈夫で使い心地が良いです。
さらに、オイルを塗り込む際に、スポンジやすりですり込みます。表面トュルットゥルに。

ともかく、ホームセンターに並んでいる、安い水性オイル塗料だけはやめましょう。柔らかいままで保護機能もろくになくすぐにベタベタになります。


3、机の脚

床から70cmくらいのところに天板を固定できればよいので、簡単に考えましょう。安いのはソーホース。
2つ置いて、天板載せるだけ。邪魔になったら片付けも簡単。引っ越しも楽でした。

こちらのソーホースは3本脚が特徴。
一本足を内側に向けておくと、足元が広いことが優れています。

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金属製とか木製とか、いろいろと雰囲気が変わるところも面白い。
ソーホースの代わりにサイドワゴン系でもいいです。高さが65cm~70cmくらいのものを選びましょう。

また、ソーホースブラケットで検索すると、2x4材などでも脚をつくることができます。

座卓で良いなら、バンカーズボックス引き出しオプションでも良いです。


さいごに余談。

こんな大きな机を部屋に置いたら、部屋が狭くなっちゃうと思われるかもしれませんが、むしろ広く感じる、、。
これは、部屋の中で通り道にしか使ってなかったところが作業スペースとして機能し始めた錯覚か。
(意外と部屋の中にも廊下にしかなってない場所があるんですね)

そんなわけで、梅雨時期の引きこもりタイムをより楽しく、大きなテーブルで趣味の作業に没頭しましょう〜


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