予告なし、ゲリラ開催！「秋の大運動会」

朝の5時。それは突如として開催された。

「秋の大運動会」(早朝)

種目は「鬼ごっこ」一択。

ルールはなし。
どちらが鬼かもわからない。どちらが鬼でもかまわない。

とにかく、追いかけ回して追いかけ回されてのエンドレス。

何かにぶつかったって気にも止めない。

バンッ！ガンッ！ドンッ！ガラガラッ！
音は鳴らせば鳴らすほどよい。

ジャラジャラと爪で床をかいてフィールドの端から端まで猛ダッシュ。

時には気合を込めた声を発し、命をかけた戦いはどちらかが倒れるまで…

なんてことはさせません。

今日はもうあまりにもひどすぎて耐えられなかった！

そうなんです、朝からねこたちが元気すぎるんです😭

「やめてくれー！」とさすがに叱ろうと主な試合会場になっているリビングに入ろうもんなら、もはやプレイヤー追加みたいな雰囲気を醸し出されます。

いやいや違うのよ。寝たいのよ。目ぇ開いてないのよ。

「これじゃ旦那さん寝不足になっちゃう…！」

よし、強行手段に出るしかない。

リビングと寝室を遮断し、強制的にフィールドを縮める。人間の視線を感じさせながら、私はソファで寝直すことに。

二人もどうやら満足したらしく、各々好きな場所で横たわり、これにて秋の大運動会は終了。よかった。助かった。

おかげで、もうそろそろお昼なのに頭がまだまだぼーっとしてます。この時間になっても、何も気にせずグーグー気持ちよさそうに寝ている二人を見て、

「朝寝ろー！！」

と叫びたくなりつつも、かわいさのほうが勝って顔がゆるんでしまう私なのでした。