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ミニマルコンセプチュアル◆兵庫県立美術館◆
ミニマルコンセプチュアル、
久々しっかり現代アート◎
しっかり頭使う◎
一見すごくシンプルで何の変哲もないものがただ、あるだけなんだけど、そこにものすごい哲学が入っている感じ。
まあ見たら分かるというストレートなのじゃないから、解説を読みながらなるほどねってなる感じだった◎
だから逆に読まないで作品だけぱーっと見ると20分ぐらいで終わるんじゃないか系のやつ。
素直な人には理解に苦しむのではないかってのが多くて、
え、なんでこれ並べようと思ったん?なんで??ってなる物や素材が多々出てくる。(割と工業的。そこに社会的背景も感じるものだから、より、色々考えてしまう。)
クリスチャンボルタンスキー思い出すような作品もあったりして
若干怖さあるのもあって後半につれて重みが、、
でもそれが個人的にはこれをこう感じて正解なんだろうって確認にもなった気がして、
具体的なことは言えないけど。こういうのがアートの凄みなんだろうと思った◎
人によって受け取り方が沢山あって、
それでいいんだろうって思えるものたち。
大体こういう系の現代アートて理解に苦しむもの多いんだけど、
割としっかり各作品の説明や、
それこそコンセプトを理解出来るように工程が列挙されてるから、共感はないけど理解は出来た◎
だからといって理解できてもなるほどなーとなる感じで、後味すっきりはしないって私は思ったけど、ここは人それぞれ感じ方違うところだと思う。
これを観てスッキリ爽快、創作意欲が湧く人もいるのだろうと思った。(私は湧かなかった)
哲学は好きだけど、何かを生むときは感覚的なところに振り切って何でか分からないけど心地よい方が、私は好きだな◎
哲学だったり数学だったり工学だったり、頭を使ってアートを突き詰めたらこうなるんだろうなぁ。
結論、行って何を感じるか、自分にしか分からない、感じられないものだから、是非ともご自身で行って、観て、感じて、受け止めて欲しい展示です◎
難しい、分からんってなりやすい現代アートを何となく頭で理解するには分かりやすい説明のある展示なので、現代アートのしんどさ重さを感じに行くもあり。
同時に、アートはもっと感覚的に綺麗!楽しい!面白い!と感じるものでも良いのではと思うので、美術館という場自体も初めてすぎると美術館嫌いになるのでは?とも思う展示でもあった。
(これで、以降美術館に興味を持ってもらえなくなるのでは、と思うとそれは惜しい。けどこれで、むちゃくちゃ好きになる可能性も秘めてる。)
大学生の頃、初めて現代アートに触れて、ずーんとなったあの頃を思い出す、癖になる良き展示だった◎
2022/4/10
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