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ギリシャ(番外編)おまけ

(タイトル写真はかつての地球の文化中心、オラクル=預言、神託、託宣、 神の言葉の中心だったデルフィ遺跡です)

サントリーニ島ほど有名でないし、サントリーニほど美しくないナクソス島ですが、なだらかな丘に15世紀のヴェネツィアン要塞(カストロ=敵から身を守るために厚く入り組んだ壁で囲まれたお城みたいな感じ)がいい雰囲気の島でした。サントリーニ島は小さく、孤立した火山でできた島なので、生活の水や食料は全て外から持ちこまなければいけないらしいですが、ナクソス島はちゃんと水もあり、農業もあり、自立しているというところも◎

ナクソス島
丘はぐるりとこんな様子の歩道が続いています
狭い道のパン屋さん
頂上の宿に泊まりました 窓の小ささがお城らしい

このナクソス島でたまたま見かけた「一日写真教室」に参加しました。先生はギリシャに移住したイギリス人の彼。

誰かに似ていると思ったら寺尾聰だったか(寺尾聰が現地のガイド兼写真教室の先生で右は夫)

彼の「一日写真教室」は名ばかり?で、ナクソス島のいろんな話や世間話で盛り上がりおしゃべりしながら1日ガイドしてもらった感じ、写真について教えてもらったのは、ほんの30分程度でした。アドバイスは構図、例えば下の写真を見た彼は、黄色矢印で示したみたいに、撮る角度を変えると十字架が背景の山の真ん中に来るので、よりドラマチックになるでしょう、と教えてもらったのを覚えていますが、それくらい。ゆったりとしたギリシャらしい、もうそういう曖昧さで人生はいいのです。

十字架の白さの調整をし(光のあたり具合)、ちょうど背景の山の真ん中に十字架を持ってくると良いと言っていた

ちなみにカメラの設定を映画風に16:9にしていたので、縦長、横長に長いのにお気づきでしょうか?大きな景色を撮るのにはいい設定だと言われました。

彼は大理石採掘場に連れていってくれました。ナクソスホワイトと呼ばれる大理石=マーブルストーン。ちなみに日本語でマーブルは大理石と呼びますが、これは中国の「大理」という地方で採れたからですね。ここに来るまで、マーブルストーンってこんな風に山そのものがこういう石でできているのだとは知りませんでした、圧巻。これが数々のギリシャ大理石像の元になったのですね。

大理石の山
犬小屋まで大理石でできていた
彼が撮ってくれた写真、他人のカメラを使うとうまくいかないのが常、人物ピンボケしていて最後まで「写真教室」じゃなかったな〜でも楽しかったな〜

ちなみにエディンバラは北のアテネを自称しており、アテネのパルテノン宮殿を模倣(大きさも形も一緒のコピー)をしたものをエディンバラの中心部の丘に建設しようとした過去(1826) があります。途中でお金がなくなり放置、今は柱しかありませんが . . .しかし、ドイツにヴァルハラ神殿というところがあり、そこは最後まで模倣をやり通したらしいです。

ギリシャの建物・彫刻の黄金比、バランス、美しさはすでに完璧の域に到達しており、その後もローマを初めずっとずっと人々を魅了し続けているということになりますね

左エディンバラCalton Hillに建設されたもの(途中でストップしたまま)
黄金比
人間を完璧なバランスで作るとアポロ像、神になる
バランスが整っていて美しい 
ギリシャで遺跡巡りをすると、やはりギリシャ彫刻は最高峰。他の美術館埋蔵の彫刻品(ルーヴル美術館でさえ)がいまいちエキサイティングさに欠けていることに気づきます

以下気に入っているけど、ボツ写真たち

アテネのホテルの部屋で 
ワンコ むふふ
木陰がないと日差しが強くてとにかく暑かった 着ている服が>10年一緒だな . . .

ギリシャのハイライト写真の続きでした。


いつもありがとうございます。このnoteまだまだ続けていきますので、どうぞよろしくお願いします。