2階からの水漏れ洪水災害後 11日目
改装をしている2階からの水漏れ事故災害から11日が経過しました。
ブンブンと大音量を立てる除湿器が持ち込まれ、これで2〜3週間とにかく乾かすのだそうです。当初カビ臭い匂いが立ち込めていましたがそれは消えました。
ビチャビチャだったカーペットもしっかりと乾き、今、丸めて下の床を乾かし中。カーペットは業者に頼んでクリーニングをかけてもらいますが、保険会社から送られてきた”Loss Adjuster”のひとはダスキンみたいに表面を泡泡にしてやるカーペットクリーニングでいいと言うのですが、こちらはもう専門業者に頼んでプールみたいなところでがっしりしっかり洗ってもらいたい。もちろん値段に差が出るので、交渉中。
天井は1830年にこのフラットが建築された当時からのcorniceがあり、ギリシャ(Greek Revival)をモチーフにしたGreek Meanderと呼ばれる模様がついていますがこれが台無しになっていて
これまた”Loss Adjuster”の人が上から白いペンキを塗ればいい、みたいなことを平気で言うので、とうとう、エディンバラ歴史的建造物研究建築家(Conservational archaetect) みたいな人を見つけ、何が何でも元通りにするべく腕組みをして仁王立ちしております。この歴史的建造物研究建築家 の人によると、乾かす期間が終わったら(2〜3週間後)天井を剥がして、そこから次のステップへと言うことですが、家具家財全て取り除いて、フラットからは退去して何週間はホテル暮らしになるだろうと言うことで、まあ色々面倒、時間も取られる上に気苦労・心配です。
1階下の隣人に聞いたのですが、びちゃびちゃグショグショになったものを処分したら、処分してしまうと保険が降りない(ちゃんと破損したものは証拠として残しておかないといけないとのこと)とのことで、全部とっておかないといけないとのこと (写真だけでもダメ)。買い替えには見積もりを保険に申請して許可が降りないとダメなのだとか。なので、濡れてしまった本などもとってありますが、買い換えるのにも一手間、しかも免責があるので、小さいものの買い替えまではどこまで費用をカバーしてくれるか不明、で、腑に落ちないような気分です。
家具は一番水浸しになったものは艶が失われてガサガサしています
よかったことといえば、ベンが遊びにきてくれて、ごちゃっと混乱中のフラットの中でも気にせず楽しくお茶してくれて(きっとベンはかしこまった白いテーブルクロスでおもてなしとかよりも、こういうごちゃっとしている方がむしろ居心地がいいのだ)、一緒に散歩して
(お馴染みのベン、下の2記事をご参照)
最近ずうーっとエディンバラは快晴で天気がよくてカラッとしているのが何よりも救いです。
夢の国にいくとか、レストランに行くとかそういう「何かする」ことをしないで、友達同士、恋人同士「何もしない」でただ草の上で座って、ただいい天気を楽しみ、ただおしゃべりするという習慣・文化が私は大好きです。彼が支払うのか彼女が(一部?)支払うなどのお金の心配することもなく、お土産も準備もいらないし、最初はどこで、次はどこと果てしない計画を立てる必要もなく、あなたに会うことだけが大事なんだから、と言う感じがしてよいな〜。
と言うことでミアンダ中です。
いつもありがとうございます。このnoteまだまだ続けていきますので、どうぞよろしくお願いします。